伊藤加入のバイエルン、人員整理で“116億円”蘭代表DF放出を容認か 独メディア報道「財政の再建を」
オランダ代表DFデ・リフトの去就が噂される
日本代表DF伊藤洋輝が完全移籍加入するドイツ1部バイエルン・ミュンヘンは人員整理を行うなかでオランダ代表DFマタイス・デ・リフトに放出の可能性が浮上している。ドイツメディア「SPORT1」は適切なオファーがあれば放出を認めるだろうと報じている。
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24歳のデ・リフトは2022年にイタリア1部ユベントスからバイエルンに加入。移籍金は6700万ユーロ(約116億円)で、さらにパフォーマンスに応じたボーナスが最大で1000万ユーロ(約17億円)支払われるというビッグディールだった。
しかし、バイエルンは今季リーグ12連覇を逃したことで今夏には戦力の刷新が予想される。特に安定感を欠いた守備の再建は重大ポイントとなっており、シュツットガルトから日本代表DF伊藤を今季の補強第1号として獲得しただけでなく、レバークーゼンのドイツ代表DFヨナタン・ターの獲得にも動いている。
レバークーゼンにローン中だったクロアチア代表DFヨシプ・スタニシッチの復帰もあり、センターバックは戦力過多気味になることが予想されるなかで、デ・リフトが売却候補となっている。米スポーツメディア「ジ・アスレティック」では、イングランド1部マンチェスター・ユナイテッドは24歳のセンターバック獲得を真剣に検討していると報じられている。
「SPORT1」は「6700万ユーロで獲得したセンターバック(デ・リフト)は適切なオファーがあれば退団する可能性がある。バイエルンは彼の高額なサラリーを削減したがっている」とレポート。クラブは要求に見合うオファーであれば放出を容認する構えだ。「最多優勝のチャンピオンはスカッドだけでなく、財政の再建を望んでいることはよく知られている」とクラブの財政事情を踏まえ、デ・リフトの売却に踏み切る可能性を指摘していた。
伊藤の補強を皮切りに、まだまだ積極的に動きそうな気配を漂わせるバイエルン。オランダ代表としてEURO参加中のデ・リフトに別れを告げることになるのだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)