東京V、敵地で2-1逃げ切り勝利 “借り返された”横浜FMは2連敗
東京Vの山見が強烈ミドル弾で先制
J1は6月29日に各地で第21節を行い、日産スタジアムでは12位の横浜F・マリノスと11位の東京ヴェルディが対戦した。開幕戦では横浜FMが2-1と逆転勝利を収めたが、今回はアウェーの東京Vが2-1で勝利している。
【注目】白熱するJリーグ、一部の試合を無料ライブ配信! 簡単登録ですぐ視聴できる「DAZN Freemium」はここから
26日に行われた第20節で敗れていた両チーム。中2日での連戦ということもあり、横浜FMは7選手、東京Vは5選手と、ともに大幅に先発メンバーを入れ替えてこの試合に臨んだ。序盤から高い位置でのプレスでボールを奪っていた東京Vは、前半11分にコーナーキック(CK)のこぼれ球をエリア外で拾ったFW山見大登が、強烈なミドルシュートをゴールに決めて1点をリードした。
東京Vは前半13分にもハーフウェーライン付近でボールを奪うと、山見がロングシュートでゴールを狙う。ここはGKポープ・ウィリアムが枠外に弾いたが、前半3分にもMF綱島悠斗がゴールから遠く離れた位置からゴールを狙っており、GKポープの高い位置取りを意識した攻めを見せている。
横浜FMにシュートを打たせない東京Vは、前半22分にも相手陣内でボールを回収し、一度自陣にボールを戻して速攻を仕掛ける。右サイドからFW山田剛綺がゴール前にクロスを入れると、山見がシュートを放つ。これがDF上島拓巳のオウンゴールを誘発して東京Vがリードを2点に広げた。
2点を追う形になった横浜FMは前半35分、MF稲見哲行のクロスをブロックしたDF渡邊泰基が今季2度目の脳震盪での交代でベンチに退くこととなる。苦しい戦いを強いられたなか、前半アディショナルタイムにはMF天野純のクロスからDFエドゥアルドがボレーシュートを決めたが、FWアンデルソン・ロペスのオフサイドで得点は認められない。それでも攻撃の手を緩めずにエリア内でMF渡辺皓太のパスを受けたFW宮市亮が豪快にシュートを決め、1点差として前半を折り返した。
後半に入るとホームの横浜FMが東京Vを攻め立てる。しかし、東京Vもゴール前で体を張って守り、同点ゴールを許さない。東京Vは後半10分にFW染野唯月、FW木村勇大、MF見木友哉の3人を交代出場させてアタッカーをフレッシュな顔ぶれにした。対する横浜FMも宮市に代えてFWエウベルを投入し、ブラジル人FWトリオで前線を固めた。
横浜FMが押し込み、東京Vが速攻を狙うという形になるなか、後半36分に横浜FMはFWヤン・マテウスがカットインからシュートを枠に飛ばしたが、シュートはGKマテウスにキャッチされた。このまま横浜FMの攻撃に耐え抜いた東京Vが、開幕節の借りを返して2-1で勝利している。