南野拓実が抱いたW杯最終予選の組み分け印象 豪&サウジ「敵地すごく難しい」インドネシア「不気味」
日本はC組でオーストラリア、サウジアラビア、バーレーン、中国、インドネシアと対戦
北中米ワールドカップ(W杯)アジア最終予選の組み合わせが決まり、日本代表はグループCでオーストラリア、サウジアラビア、バーレーン、中国、インドネシアと同組になった。今回からW杯は大会規模が拡大し、出場国が増える。そのためアジア枠も拡大されストレートインでは6か国(計8.5枠)が出場できるが、日本代表MF南野拓実はオーストラリア、サウジアラビアに対して「アウェーがすごく難しい相手」と、印象を語った。
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都内でトークショーを行った南野は、2022年にカタールで開催されたW杯についても振り返った。日本代表の10番として大会に臨んだ南野だったが、レギュラーからは外れて、ラウンド16のクロアチア戦ではPK戦の一番手を務めたが、相手GKに阻まれた。その後、しばらくは日本代表からも離れることとなった。
自身にとって初のW杯について「本当に喜びと、悔しい気持ち、両方を経験したW杯でした。自分自身も初のW杯で、あと一歩でベスト16の壁を突破できるだろうと思っていたところで、結局、最後は届かなかった。そこのあと少しの差なのか、大きい差なのか、難しいが、まだまだ自分たちはやることがあるんだな、と。トータルでは悔しい気持ちが強いW杯です」と振り返る。
大会直後にも、4年後のリベンジを口にした南野だったが、いよいよその出場権を争う最終予選が始まる。南野は「最終予選は毎回、本当に難しい試合になるということは、みなさんもわかっていると思います。グループが発表されて、オーストラリアとサウジアラビアという4年前も同じグループで、しかもすごく難しい相手。ホームでもアウェーでも接戦だった相手が同じグループに入りました。簡単な戦いではないと思いますが、日本はW杯には行かないといけないので、いい成績を収めたいと思います」と、決意を述べた。
トークショー後の囲み取材で、この時に元日本代表FW岡崎慎司氏がクジを引いたことについて触れられると、南野は「オカさん、ちょっとあんまり引いてほしくないところを引いたなというのが正直な印象」と冗談を飛ばしてから「サウジアラビアとオーストラリアは結構、4年前もそうでしたがアジアのなかでも強豪で、移動距離や雰囲気を含めてアウェーがすごく厳しい」と言い、さらに「インドネシアも不気味で、アジアカップでも良いプレーをしていたし、国としてもすごく勢いがあり、サッカーに対して情熱がある。1試合も気が抜けないグループだなというのが第一印象です」と、気を引き締めた。
現在はオフで日本にいるが、近いうちに欧州に戻る予定だという。6月11日のシリア戦(5-0)まで代表活動に参加していた南野は、「(練習を再び)スタートしたのは15日くらいから」と、オフが実質4日だったことを明かし、「それから今日までずっと2日やって休んでとか、3日やって休んでとかになりますけど、ずっとやっていました。ただ、練習の強度を少しずつ上げたので、最近になって強度を上げたらビックリしました。やり過ぎているのかもしれませんが」と、W杯最終予選、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)などが控えている新シーズンに向けた調整が順調に進んでいる様子をうかがわせた。