低調イングランドの“ウルトラC”? サカがSB起用案に胸中告白「解決策になると思わない」
イアン・ライト氏が提案
イングランド代表FWブカヨ・サカ(アーセナル)が打開案として挙がっている自身の左サイドバック(SB)起用について言及した。
現在ドイツで開催中の欧州選手権(EURO)でイングランド代表はC組を首位通過したが、内容に不満の残る試合が続いたことでスタジアムではブーイングが鳴り響き、メディアからも厳しい批判の声が挙がっていた。
ガレス・サウスゲート監督の選手起用を疑問視する声も多く、なかでもDFトレント・アレクサンダー=アーノルドの中盤起用や、今季プレミアリーグで結果を残したMFコール・パーマーに出番が与えられない点を指摘する識者も多い。
イングランド代表のレジェンドであるイアン・ライト氏はパーマーをチームに組み込むために、右ウイングのサカを左SBにコンバートする案を提案していた。サカはミケル・アルテタ監督によってアーセナルで左SBとしてプレーしていた経験があり、ライト氏は左利きのサカは本来左サイドの選手であることを強調していた。
サカは「BBCラジオ5ライブ」で、ライト氏の意見に対して次のようにコメントしていた。
「いや、イアン・ライトのことは大好きだし、彼は言うことは素晴らしいことも多いけど、僕をポジションから外すのは解決策になるとは思わない。こういったことを話していたとしても、すべてはガレス(・サウスゲート監督)の手に委ねられている。その日、ガレスが誰を選んだとしても、僕らはそれを信じるだけだ」
前回大会のイタリアとの決勝戦でPKを失敗し、悲劇のヒーローとなったサカ。アーセナルで不動の主力に成長し、絶対的な自信を胸に再びEUROの舞台に帰ってきた男は、自身のSB起用には否定的な意見を示していた。
(FOOTBALL ZONE編集部)
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