遠藤航が「崇拝」したリバプールの伝説 専門メディアが功績に注目「スターになる運命だった」
遠藤の「憧れの選手」はジェラード氏
イングランド1部リバプールの日本代表MF遠藤航は、ユルゲン・クロップ前監督の下で2023-24シーズンを過ごし、公式戦43試合に出場した。クラブ専門メディアは「スターになる運命だった」と、リバプール活躍の影にあった日本人MFの「憧れの選手」をピックアップしている。
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現在31歳の遠藤は、中盤を刷新したリバプールに電撃加入。年齢の問題もあり獲得に疑問を抱く意見もあったなかで徐々に出番を掴み、公式戦43試合に出場。リーグカップではヨーロッパ移籍後初のトロフィーも掲げた。アンカーの第一線でプレミアのサッカーに適応して見せた遠藤の現地評は次第に上がり、当初あった懐疑的な声も少なくなっていった。
プレミアリーグでは終盤失速し、タイトルを逃したリバプール。来シーズンはアルネ・スロット新監督が指揮を執る。チームの再編成も予想されるなか、日本人MFの全うしたアンカーポジションには新たな選手獲得の声も上がっている。
一方でリバプール専門メディア「Liverpool.com」では遠藤が語った「憧れの選手」についての発言を特集。「遠藤航は日本で育った頃、アンフィールドのヒーロー、スティーブン・ジェラードを崇拝していたことを明かした。レッズ(リバプール)の象徴的存在について熱く語ったことで、サポーターにさらに親しみを感じてもらえたことだろう」と、好意的に捉えている。
また、遠藤はデビュー戦の舞台裏にも言及。「準備期間が4日しかなかったから、会場の(素晴らしい)雰囲気を楽しむことは当時あまりできなかった。だからサッカーに集中する必要があった。ピッチに立つと、何人かの選手が『ゆっくりやれ』とか『自分のことだけに集中しろ』と声をかけてくれた」といった温かい歓迎を振り返っている。
記事では「中盤での彼のプレーは、多くの観衆に2000万ドル(約30億円)というお買い得な買い物であることを証明した。遠藤航は少年時代にアンフィールドのアイコンに憧れており、リバプールのスターになる運命だったのだ」と、日本人が歩んできたキャリア成功を称えていた。
(FOOTBALL ZONE編集部)