酒井宏樹の後任キャプテンは? 浦和指揮官が言及、ショルツ去就は「まだ決まっていない」

浦和を率いるペア・マティアス・ヘグモ監督【画像は会見のスクリーンショットです】
浦和を率いるペア・マティアス・ヘグモ監督【画像は会見のスクリーンショットです】

ヘグモ監督が今夏移籍について語る

 浦和レッズは6月28日のトレーニング後にペア・マティアス・ヘグモ監督の定例オンライン経験を実施。移籍準備のためチームを離脱した元日本代表DF酒井宏樹の後任キャプテンについて「しっかりプランを練っている」と話した。

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 浦和は26日の名古屋戦に1-0で勝利したが、その前後で酒井の離脱とMF岩尾憲の徳島ヴォルティスへの移籍が発表された。酒井は今季のキャプテンを務めていたが、ヘグモ監督は「キャプテンに関してはしっかりプランを練っているので、それは正式にアナウンスしたい」として、「多くの若い選手がメンバーに入って発展している流れになっていると思う。宏樹は私が来た当初からAリーグ(オーストラリア)でプレーする夢を持っていると言っていた。いい形でここを去って向こうに向かうということ」と話した。

 また、岩尾については過去に「指導した中で最も賢い選手の1人」と評していたが、今回の移籍について「2年半、浦和で素晴らしい仕事をしてくれた。そして、古巣に戻るという判断をしたが、向こうでたくさんプレーしたいと思ってのことだろう」とコメントした。中東への移籍報道があるDFアレクサンダー・ショルツについては「まだ決まっていない」と話すに留めた。

 影響力のあるベテラン2人がチームを去る形になったが、指揮官は「チームが若返っているという変化はある。選手と出会ったり離れたりはサッカーの良いところの1つでもある。宏樹が挨拶をした時に私が言ったのは、昔は大きな惑星に少ない人間が住んでいた。しかし今は、小さな惑星に多くの人が住んでいる。世界が1つになっているし、その中でも最も大きな産業の1つがサッカーになっている。そして選手や指導者が世界中の色々なところに行き、ピッチ内外でコミュニケーションが取れるようになっているということ」と話していた。

 一方で、昨日にはオーストリア2部SKNザンクト・ペルテンからFW二田理央を獲得することが発表された。28日に合流して軽いトレーニングも行ったという若手について「ヨーロッパで経験を積んだ若い選手が日本に戻り浦和に加入してくれて嬉しく思う。コーチングスタッフも彼を練習で見るのを楽しみにしている。今日、合流したが軽い練習のみにした。浦和でプレーする若手が成長して魅力的な選手になっていけば、クラブが若い選手にとって魅力的なものになるだろう」と話していた。

 以前にも欧州とシーズン制の違うことが影響を与える点について指摘していたヘグモ監督だが、7月8日に開く登録ウインドウに向け少し変化のある時期になりそうだ。

(轡田哲朗 / Tetsuro Kutsuwada)



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