スペイン代表16歳の才能に同僚「本当に凄い」…冗談交じりに称賛「出場停止になるべき」
16歳ラミン・ヤマルの才能にフェラン・トーレスが見解
スペイン代表はドイツで開催中の欧州選手権(EURO)で参加国中唯一のグループ3連勝で決勝トーナメント進出を決めた。5得点0失点と堅実な戦いぶりを見せるチームのなかでも注目を集めているのがFCバルセロナ所属の16歳FWラミン・ヤマルだ。
ヤマルは2007年7月13日、スペインが2度目のEURO制覇を成し遂げた2008年大会当時はまだ1歳。そんな神童は初戦のクロアチア戦の先発出場で大会の史上最年少出場記録を16歳338日に塗り替えた。続くイタリア戦でも先発出場。第3戦のアルバニア戦ではスタメンを外れたものの、後半から途中出場とルイス・デ・ラ・フエンテ監督率いるスペインですでに主軸となっている。
大会期間中にホテルで“学校の宿題”に取り組む様子がレポートされるなどそのギャップが話題になったが、ピッチ上では最も脅威な存在となる。
同じポジションでプレーするバルサの同僚FWフェラン・トーレスは 英紙「ガーディアン」のインタビューでヤマルについて「彼は出場停止になるべきだよ(笑)16歳で本当に凄いことをやっている」とジョーク交じりにその才能を称えている。
開催国ドイツでは18歳以下のアスリートは午後11時以降に働くことができないという労働規則がある。グループリーグでは11時前に試合が終了していたが、ベスト16以降の試合で延長戦に突入した場合には、この規則に阻まれてヤマルがプレーできないとドイツ「ビルト」は報じていた。
インタビューでこのことを聞いたF・トーレスは「(決勝戦が行われる)7月14日の後に警察に通報するよ(笑)。彼が僕らの勝利に導いてくれるのが先だ。知らなかったよ。今すぐ彼に伝えて、からかってみよう」と語っていた。労働規則の想定をも超えてくる“規格外の16歳”はスペインを史上4度目の欧州制覇に導く存在となるのだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)