W杯アジア最終予選、組み合わせ決定 日本は豪州、サウジアラビアらと“死の組”争いへ
日本はW杯の常連組と同居
2026年北中米共催ワールドカップ(W杯)アジア最終予選の組み合わせ抽選会が6月27日に行われ、日本はオーストラリアやサウジアラビアと同組に。韓国は他5チームが全て中東勢という極端な組み分けを引いた。
48チームに拡大される今回のW杯でアジアに与えられた出場枠は8.5チーム。アジア最終予選は進出18チームを6チームずつ3つのグループに分けホーム&アウェーの総当たり戦を実施する。3グループそれぞれの上位2チームが本戦への出場権を獲得し、3位と4位はプレーオフへ進出。合計6チームで争われるプレーオフから勝ち抜いた2チームが本戦へ出場し、3位になったチームは大陸間プレーオフへと進む。
組み合わせを決めるにあたり、二次予選までを突破したチームが6月20日時点のFIFAランキングをもとにポット分けされた。日本はイラン、韓国と共に第1ポットに入った。抽選会のドロワーには今季限りでの引退を表明した元日本代表FW岡崎慎司氏と、元イラン代表MFメフディ・マハダビキア氏が登場した。
第6ポットから始まった抽選は第4ポットまでをマハダビキア氏、第3ポット以降を岡崎氏が引いた。第1ポットの抽選結果が注目されたが、北朝鮮やカタールの入るA組にはイランが入った。B組に中東勢が固まった中で岡崎氏が引き当てたのは韓国。その結果、日本はC組でオーストラリア、サウジアラビアといったW杯の常連組と同居することになった。
まずは各組の2位以内を確保することが優先になることからも、日本はオーストラリア、サウジアラビアとの三つ巴を制することが必要になると予想される。オーストラリアには2009年を最後に負けていないものの、W杯最終予選ではこれまでも際どい戦いを繰り返してきた。また、サウジアラビアには前回の最終予選でのアウェーゲームで敗戦し、チームに緊張感が走った悪い記憶が残る。
また、第4ポットからは今年のアジアカップで対戦したバーレーン、第5ポットからは日本戦には特別なモチベーションで臨んでくる中国、第6ポットでは成長著しい東南アジア勢のインドネシアが同組に入った。
出場枠の拡大により、初出場や久々の出場になるチームも出てくることが予想される。日本としてはプレーオフの前にこの予選でグループ2位以内を確保し、1998年フランスW杯から続く連続出場を途絶えさせることなく予選を終えたいところだ。
最終予選の組み分けは以下の通り。
【グループA】
イラン
カタール
ウズベキスタン
UAE(アラブ首長国連邦)
キルギス
北朝鮮
【グループB】
韓国
イラク
ヨルダン
オマーン
パレスチナ
クウェート
【グループC】
日本
オーストラリア
サウジアラビア
バーレーン
中国
インドネシア