川崎MF大島僚太、354日ぶりの復帰 苦しい長期離脱を経て…大声援、拍手喝采の帰還
川崎の背番号「10」が約1年ぶりの出場
川崎フロンターレは6月26日、J1リーグ第20節で湘南ベルマーレと対戦し、1-1と引き分けた。元日本代表MF大島僚太は後半36分に途中出場し、負傷による長期離脱を経て、実に354日ぶり、約1年もの歳月を経て復帰を果たした。
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下位に沈む苦しいシーズンを過ごしている川崎だが、この日は試合開始前のメンバー発表から等々力陸上競技場が盛大な歓声に沸き立つ。スタメンに続き、サブのメンバーが紹介されていくなか、モニターに背番号「10」が映し出された瞬間、拍手喝采が沸き起こり、大島僚太の名前が呼ばれると、サポーターから最大出力のチャントが贈られた。
試合は序盤から川崎が圧倒的に押し込む展開となり、後半17分にFWマルシーニョのゴールで先制に成功するも、同33分に同点に追い付かれてしまう。そんななか迎えた後半36分、その瞬間が訪れる。鬼木達監督に声を掛けられた大島はユニフォーム姿になり、タッチラインへ。サポーターからの大声援、各種喝采を背に、354日ぶり、約1年もの歳月を経て復帰を果たした。
昨年7月8日の横浜FC戦で負傷し、右下腿三頭筋肉離れと診断されて以降、大島は苦しい長期離脱を余儀なくされた。待ち焦がれた復帰戦ではダブルボランチの一角として出場。大島にボールが集まることで、川崎のパスサッカーにテンポが生まれた。試合はそのまま1-1で終了したが、巻き返しを目指す後半戦、大島の存在は大きな後押しとなるはずだ。
(城福達也 / Tatsuya Jofuku)
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