6月27日にW杯最終予選の抽選会 韓国、「死の組」回避懇願「簡単に勝てる相手はいない」

アジア3次予選抽選会の行方に韓国メディア注目【写真:ロイター】
アジア3次予選抽選会の行方に韓国メディア注目【写真:ロイター】

韓国は日本、イランとともにポット1入り

 北中米ワールドカップ(W杯)アジア3次予選(最終予選)の抽選会がマレーシア・クアラルンプールで6月27日の午後4時(日本時間)から行われる。ポット1が確定している韓国は、「北中米W杯3次予選…死の組を避けるか」と母国メディアが取り上げている。

 6月20日に発表された最新のFIFAランキングに従ってW杯アジア最終予選のポット振り分けが決定。1ランクアップの22位に浮上した韓国は日本、イランに次ぐアジア勢3位で、ポット1入りとなった。

ポット1:日本(17位)、イラン(20位)、韓国(22位)
ポット2:オーストラリア(23位)、カタール(35位)、イラク(55位)
ポット3:サウジアラビア(56位)、ウズベキスタン(62位)、ヨルダン(68位)
ポット4:アラブ首長国連邦(69位)、オマーン(76位)、バーレーン(81位)
ポット5:中国(88位)、パレスチナ(95位)、キルギス(101位)
ポット6:朝鮮民主主義人民共和国(110位)、インドネシア(134位)、クウェート(137位)

 運命のW杯最終予選の抽選会は6月27日に開催。韓国の総合ニュースサイト「ニューシス」は、「北中米W杯3次予選…死の組を避けるか」と見出しを打って取り上げている。

「W杯アジア3次予選で死の組を避けることができるか関心が集まっている。日本、イラン、韓国がポット1に名を連ね、韓国はアジアで最も厳しい相手になりうる日本とイランとの対戦を回避した。とはいえ、各ポットにはオーストラリア、カタール、イラク、サウジアラビア、ウズベキスタン、ヨルダンなど、難しい相手が散らばっており、彼らと対戦する可能性がある。戦力上はすべて韓国が優位を占めるチームだが、アジアサッカー全体のレベルが上がり、戦力が均衡化され始めているため、簡単に勝てる相手はいない。また、中国や北朝鮮などアウェー遠征そのものが懸念になり得る国もある」

 また、記事では「韓国サッカーに詳しい監督たちもいる」として、「アラブ首長国連邦(UAE)を率いるパウロ・ベント監督は、2022年のカタールW杯で韓国を16強に導いた人物だ。インドネシアには2018年のロシアW杯で指揮を執ったシン・テヨン監督がいる」と、かつて韓国代表を率いた指揮官が指揮を執る国も警戒している。

 日本、イランと対戦しないことは決まっているが、どの国と対峙することになるかに韓国メディアは熱視線を送っていた。

(FOOTBALL ZONE編集部)

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