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「監督からも厳しい指導をされた」 57歳カズが海外で感じた「名前、年齢に忖度ない」環境
JFLアトレチコ鈴鹿への期限付き移籍が決定
“カズ”こと元日本代表FW三浦知良は6月25日、J2横浜FCからJFLアトレチコ鈴鹿へ期限付き移籍することが発表された。同日に国立競技場で記者会見を開き、ポルトガルでの挑戦について「精神的に若くいられた」と語っている。
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カズは2022年に経営陣が刷新前の鈴鹿ポイントゲッターズでプレー。JFLでは18試合に出場して2得点、55歳246日でJFL最年長ゴール記録を保持している。23年には鈴鹿の期限付き移籍が満了となり、ポルトガルへ挑戦。同2部オリベイレンセでは2シーズンでリーグ計8試合に出場し、ポルトガル史上最年長出場記録を更新した。
今回、今年1月と4月にオファーがあったという鈴鹿で再びプレーすることになった。ポルトガルでの経験について問われたカズは、「とにかく向こうでは『カズ』という名前、年齢に忖度なく、常に僕にハードワークを求めて、かなり高い強度でトレーニングした。監督からも厳しい言葉、指導をされたが、忖度なく、接してもらえることで、何か気持ち的にすごく若くいられる。アンチエイジングという言葉は好きじゃないが、精神的にすごく若くいられた。そのピチピチ感をこっちで出せたらなと思います」と答えた。
カズは現在57歳。来年2月には58歳を迎える。「どんなカズを見せたいか?」と問われると、「ポルトガルで精神的に若くいられたと話したが、ある意味、自分がどれくらいできるかは分かりませんし、JFLも非常に厳しいリーグで、コンペティションがある。どこが優勝してもおかしくない、どこが下位に行ってもおかしくない。自分がどこまでできるかは未知」と触れ、言葉を続けた。
「自分は57(歳)で、これはかなりの年齢でほかと比べても明らかに上なんですが、そんな年齢を関係なく、ベテランらしいプレーとよく言われますが、ベテランらしくないプレーができれば。1対1の仕掛けでプレーできたり、ゴールに向かう姿勢とか、誰もが周りを上手く使うと思ってしまうが、自分でなんとかしてゴールを挙げる。ベテランらしくないプレーができたらいいなと自分で思っていて、まぁ監督次第だと思いますけど(笑)」
カズはどこまでも貪欲にこれからのプレーに対して向き合っていた。
(FOOTBALL ZONE編集部)