ヴァーディが11戦ぶり“怒りの2発” ラニエリ解任時の“裏切り者”報道は「アンフェアだ」

大バッシングが巻き起こるなかで奮起

 前節終了時点で2部降格となる18位ハル・シティと勝ち点1差という崖っぷちの状況だったが、22日のUEFAチャンピオンズリーグ16強セビージャとの第1戦では、スペインの強豪相手に敵地で奮闘。1-2と敗れながら貴重なアウェーゴールをもぎ取り、8強進出に望みをつないでいた。

 だが翌日に、昨季優勝の立役者であるラニエリ監督が更迭。ヴァーディとMFダニー・ドリンクウォーター、DFウェズ・モーガンの3人が、イタリアメディアにラニエリ氏に対する“裏切り者3人”と特定された。また英メディアにはオルブライトン、GKカスパー・シュマイケルとともにタイ人の会長に監督更迭を提言したと報じられていた。

 こうした報道を受ける形で、昨オフに年俸釣り上げに成功しながらも今季不甲斐ないパフォーマンスが続くヴァーディら選手に対する大バッシングが巻き起こっていたが、言い訳の許されない状況で強豪リバプール相手に奮起。昨季のような猛プレッシングを見せつけた。

「今日は活躍しようがしまいが、批判される展開だった。最後まで戦い続けることを証明しなければいけない。勝とうが負けようが、前を向ける。でも、今日のパフォーマンスは我々が勝ち点3に相応しい」

 2ゴールを奪い、チームをリーグ戦7試合ぶりの白星に導いたヴァーディ。不振を極めた自身もチームも、逆襲モードに転じたことを強調していた。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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