「日本と中国は脅威」と韓国人監督が危機感露わ 「現実を直視できていない」とKリーグ批判も
資金力で劣るなか「選手は頑張っているが…」
中国は海外の有名選手や監督を相変わらず“爆買い”して、チーム強化に努めている。そしてJリーグも今季から、動画配信サービス「DAZN(ダ・ゾーン)」が放映権を獲得し、10年間で約2100億円という破格のスポンサー料を手にした。強いクラブがより多くの賞金や配分金を獲得できるようになっている。
ソ・ジョンウォン監督は、こうなる日が来ることをある程度、想像していたという。「そんななかでも韓国の選手は頑張っていると思う。ただ、時間が経つにつれて日本と中国のクラブが力をつけるのは当然のことだ」と警鐘を鳴らす。
ただ“アジアの盟主”を自任する韓国勢とて、このままで終わるつもりはないだろう。ソ・ジョンウォン監督は「今の状況がこうであれば、自分たちで突破口を探さなければならない」と、ACLでの戦いに向けてさらに気を引き締めている。
【了】
金 明昱●文 text by Myung-wook Kim
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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