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アウェー浦和サポーターにも広がった特別ユニフォームの輪 小野伸二氏「嬉しかった」
ドキュメンタリー番組「SHINJI ONO」のトークショーで明かす
昨シーズンまでJ1の北海道コンサドーレ札幌でプレーしていたMF小野伸二氏のドキュメンタリー番組「SHINJI ONO」が、スポーツチャンネル「DAZN」で6月26日から配信される。この配信に先立ち、24日にプレミアム試写会が行われ、小野氏はラッパーのGAKU-MC氏とのトークショーを行った。
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小野の現役ラストマッチは、2023年12月3日の浦和レッズ戦(0-2)だった。プロとしてデビューした古巣との試合にキャプテンマークを巻いて先発した小野は、前半22分までプレー。この試合では、小野の「44番」の背番号付きのユニフォームが来場した3万5000人に配布されたという。
この試合を現地で観戦したというGAKU-MC氏は「胸の詰まるような、とても暖かくて、良い時間だった」と試合を振り返るとともに、来場者全員に小野のユニフォームシャツが配布されたことに驚いたと語った。
当初、クラブはホームのサポーターだけに「THANK YOU 44 SHINJI ONO」と書かれたユニフォームシャツを配布することを考えていたという。だが、小野自身が古巣でもある浦和のファンにも配布してほしいと希望したのだと明かした。
「チームとしては最初、ホーム側だけに配るということで、アウェー側では配らないと言っていたんです。僕は、アウェーで(ユニフォームが)欲しくない人もいたかもしれないが、『全員で一体感を持ってほしい』と言わせていただき、ミズノさんとか、スポンサーさんに力を合わせていただいてシャツを作っていただきました。3万5000枚作ってくれたのは嬉しかったですし、アウェーの方も受け取ってくれたのは嬉しかった」と、目を細めた。
試合後に、すすきので食事をしたというGAKU-MC氏は「すすきのにも、いっぱい伸二が歩いていた。幸せな光景だった」と、試合後も札幌が小野氏の引退一色になっていたことを喜んでいた。
(河合 拓 / Taku Kawai)