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小野伸二が引退試合を回顧 11年ぶりJ1先発はミシャの一言で…名将へ感謝「自信にもなった」
小野氏が「SHINJI ONO」のプレミアム試写会に登場
元日本代表MF小野伸二氏は、北海道コンサドーレ札幌の2023シーズンホーム最終戦となった浦和レッズとの試合を最後に現役引退した。小野はキャプテンマークを巻いて先発出場。このシーズン、リーグ戦出場がなかったばかりか、J1での先発出場となると清水エスパルス時代の2012年以来11年ぶりのことだった。
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小野氏は6月24日、26日からスポーツチャンネル「DAZN」で配信される「SHINJI ONO」のプレミアム試写会に登場し、現役ラストマッチの舞台裏を明かした。
この試合の先発出場を告げられたのは、試合前日だったという。「前の日の練習で『どうする?』って監督が聞いてくださった。この試合は、僕の最後の試合になるかもしれないが、試合っていうのはそういうものじゃない。まずは勝つ試合をみせないといけない。だから、監督には『本気の試合を見せて、最後に時間をくださったら嬉しいです』と言ったんです」と、小野氏は試合終盤での出場を希望したことを明かした。
しかし、これに対してミハイロ・ペトロヴィッチ監督は、首を縦に振らなかったという。「監督は『キャプテンマークを巻いて、最初から出よう。20分から25分をキミに与える。良い形で(ピッチを)出て行こう』と言ってくれたんです。それが自信にもなりました。監督がおっしゃってくれるなら、その気持ちを受け取りたいなと思った」と、ラストマッチの先発出場には監督の強い意向があったという。
それまで出場する機会が少なかった現役を引退する選手が、ラストマッチで先発することは珍しい。そう指摘された小野氏は「そうですよね。キャプテンマークを巻かせてもらって、(交代する際は)アーチも作ってもらって、幸せ者だなと思いました」と言い、古巣でもある浦和とのラストマッチについて「監督の一言がなかったら、こういう形にならなかったので、ミシャ監督に感謝ですね」と、笑顔を見せた。
(河合 拓 / Taku Kawai)