日本代表MF川村拓夢、広島→ザルツブルクへ完全移籍「選手として人としてもっと成長したい」
クラブが公式発表
J1のサンフレッチェ広島は6月24日、日本代表MF川村拓夢がオーストリア1部レッドブル・ザルツブルクへ完全移籍することを発表した。本人は「選手として人としてもっと成長したい」とコメントを残している。
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15日に海外クラブへの移籍を前提とした手続きと準備のためチームを離脱することが明らかにされていた川村。日本代表の6月シリーズでも招集され、6日のミャンマー戦、11日のシリア戦の2試合で途中出場していた。
現在24歳の川村は、広島のユース出身。2018年にトップチームに昇格し、翌年から3年間は愛媛FCでのレンタル移籍を経験した。成長した姿で22シーズンより広島に復帰すると、今季はここまでJ1リーグ14試合1ゴールの成績を残している。
本人のコメント全文は以下のとおり。
「この度、FCレッドブル・ザルツブルクへ移籍することになりました。このタイミングでチームを離れることに悩みましたが、サッカー選手として新しい挑戦をしたい自分の気持ちを尊重し、受け入れてくれたスキッベ監督をはじめ、クラブ、スタッフ、チームメートには感謝しています。スクールの頃から約10年間、クラブにはサッカーはもちろん、人としてもたくさん成長させてもらいました。
僕自身、このクラブのユニフォームを着てタイトルを取ることが小さい頃からの夢であり、クラブへの1番の恩返しだと思っていました。そのなかで昨年初めてシーズンを通して試合に出場しましたが、チームの勝利に貢献したい、活躍したいという気持ちと、パフォーマンスがなかなか伴わず、シーズンを通して難しい時期が続き、選手として人としてもっと成長したい、大きくなりたいと強く感じるようになりました。そして今回、ザルツブルクからオファーを頂き、年齢的にも最後のチャンスだと思い、新しい世界へチャレンジすることを決断しました。
トップチームでプレーして3年半、まだこのクラブでやり残した事、成し遂げたい事はたくさんあります。海外でさらに成長し、サンフレッチェ広島から改めて選手としてオファーをいただけるような活躍をしたいと思います。このクラブのユニフォームを着て皆さんと共に戦った選手として、これからも少しでも応援していただけると嬉しいです。10年間本当にありがとうございました。川村拓夢」
(FOOTBALL ZONE編集部)