開催中EUROは賞金総額565億円 1試合ごとに1.7億円、3連勝でGL突破ならボーナス込23.5億円

賞金総額は前回大会と並んで史上最高額【写真:Getty Images】
賞金総額は前回大会と並んで史上最高額【写真:Getty Images】

賞金総額は前回大会と並んで史上最高額

 欧州選手権(EURO)は現地時間6月23日にグループリーグA組の最終戦が終わった。徐々に決勝トーナメント進出のチームが決まっていくが、イタリアのサッカー関連の経済ニュースを扱う「カルチョ・フィナンツァ」は今大会の賞金についてまとめている。

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 A組ではドイツ代表が試合終了間際の同点ゴールでスイス代表と引き分けて首位通過。勝利すれば逆転首位だったスイスは追い付かれたことで2位通過となった。また、ハンガリーがスコットランドを1-0で下して大会初勝利を挙げたことで、勝ち点3で3位の中での上位4チームに入る望みをつないだ。

 いずれも後半アディショナルタイムに試合が動いたが、それによって実は小さくない金額が動いている。というのも、グループリーグには1試合あたり100万ユーロ(約1億7000万円)の賞金が懸かっており、勝利すれば総どり、引き分ければ半分ずつが分けられる。言い方を変えると、ドイツとスイスの間では1位通過チームと約8500万円の行方が変わったことになる。

 そもそも、出場チームにはすでに参加時点で925万ユーロ(約15億8000万円)ものボーナスが渡っている。もし3連勝でグループリーグを終えると、16強進出ボーナスの150万ユーロ(約2億6000万円)を合計した1375万ユーロ(約23億5000万円)もの金額が与えられる。

 決勝トーナメントでも、1試合ごとに通過チームに賞金が与えられる。8強進出で250万ユーロ、準決勝進出で400万ユーロ(約6億8000万円)、決勝進出で500万ユーロ(約8億5000万円)で、優勝すると800万ユーロ(約13億6000万円)が渡る。仮にグループリーグから全勝で優勝すれば、その合計は2825万ユーロ(約48億2000万円)という巨額賞金となる。

 今大会の賞金総額は3億3100万ユーロ(約565億円)で前回大会と並び史上最高額を維持。2016年から出場チームが24チームに拡大されているEUROだけに賞金総額はその大会から跳ね上がっているが、1996年大会の賞金総額が換算値で5100万ユーロ(約87億円)だったところから見れば欧州サッカーの金銭的な意味での大きな成長ぶりも明らかになっている。

 もちろん、少なくとも45億円ほどになるだろう合計賞金を持っていく優勝チームがどこになるのかも注目されるが、初出場で第2戦で引き分けにより初めて勝ち点を得たジョージアのような小国にとっても、出場したことによる収入が今後の環境整備や選手育成などの発展につなげるための重要な資金になっていく。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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