C・ロナウドを自撮りの乱入少年がUEFAから出禁処分 英紙指摘「年齢的に刑事告訴はされない」
EUROポルトガル×トルコで計5人の乱入者
ポルトガル代表は、現地時間6月22日に行われた欧州選手権(EURO)のグループリーグF組の第2戦でトルコに3-0で完勝して決勝トーナメント進出を決めたが、計5人もの乱入者が発生して騒然となった。ポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドと自撮りした少年にも厳しい処分が科されるという。英紙「エクスプレス」が伝えた。
ポルトガルはMFベルナウド・シルバの先制ゴールとオウンゴールにより前半で2点のリードを奪い、後半にもロナウドのアシストからMFブルーノ・フェルナンデスが追加点を奪って3-0で快勝した。
一方で、ロナウドとの自撮り目当てで計5人もの乱入者が発生。赤いシャツを着た1人目の少年とは笑顔で写真に収まったロナウドだが、3人目はポルトガルがコーナーキックの守備を用意している場面であり、さすがに苛立ちを見せた。さらに5人目は試合終了後に近づいてきて、ロナウドに払いのけられた。その後、ロナウドは警備員に囲まれてピッチから退出していた。
英紙「エクスプレス」は「赤いシャツを着た少年はロナウドとの自撮り後、全力疾走で警備員から逃げたが、最終的に捕まってスタジアム外へ退場」と取り上げ、「多くの人の心を和ませたが、UEFAはピッチへの侵入行為には重い処分が下されると明言している。通常であれば、当事者は刑事告訴されるが、子供の年齢を考えると今回のケースでは刑事告訴はされないだろう」と欧州サッカー連盟(UEFA)の発表を伝えている。
「ピッチへのいかなる侵入も規則違反にあたり、スタジアムからの退場、すべてのトーナメント試合への入場禁止、不法侵入に対する正式な刑事告訴の対象となる。12歳未満の子供には刑事責任はないが、同伴する大人は、チケットの利用規約に従って子供がスタジアムの規則を遵守することを保証する責任を負う」
記事では、合計5人のファンがピッチに侵入したことについても、改めて「全員が罰を受ける危険を冒してロナウドと写真を撮ろうとしたが、ロナウド選は事件が起こるたびに苛立ちを募らせていた」と伝えていた。