DAZNのCEOが今後のJリーグ配信に自信 「サービスがどれだけ優れているか証明できる」
ラシュトンCEOが独メディアに明かす 日本を選んだのは「人口の多さ…」
今シーズンからJリーグの全試合放映権を獲得した「DAZN」は、J1とJ2開幕節となった25日、26日に2日連続で配信に不具合が出るアクシデントが起きた。同社のジェームズ・ラシュトンCEOは公式サイトでお詫び文を掲載した一方で、独メディア「ヨーロッパオンラインマガジン」のインタビューで今後への自信を語っている。
英国を本拠とする「DAZN」は日本だけでなく各国への進出を目論んでおり、ドイツもその筆頭格として放映権市場に殴り込みをかけている。
ラシュトンCEOはなぜ日本とドイツを選んだのかとの質問に対して「人口の多さ、ネットワーク状況などマクロ経済的な要素です。どちらの市場も有料テレビ局が大きく支配しているが、市場の独占度は決して高いわけではない。それによって望んでいるコンテンツを見られない多くのスポーツファンがいます」と、ネットでの映像配信事業がビジネスチャンスであると見ているようだ。
同CEOはUEFAチャンピオンズリーグなど各競技の放映権獲得にも意欲を見せているなかで、Jリーグの独占配信についても触れている。10年間で約2100億円もの契約金を結んだことへの懸念に対しても「絶対に心配ありません。我々は非常に多くの資金を持っている」と話しつつ、こう答えている。
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