伊藤洋輝のバイエルン移籍「経済的利益は計り知れない」 シュツットガルトの先見の明に独注目
今オフにシュツットガルトからバイエルンへ電撃移籍
日本代表DF伊藤洋輝は、世界的名門であるドイツ1部バイエルン・ミュンヘンへの電撃移籍が大きな注目を集めた。今季までプレーしていたシュツットガルトとしては戦力流出は痛手だが、「経済的利益は計り知れない」と現地メディアは取り上げている。
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現在25歳の伊藤は今季ブンデスリーガ2位と躍進したシュツットガルトで公式戦29試合に出場して2アシストを記録。左サイドバック(SB)とセンターバック(CB)に適応可能な万能戦士として評価を高め、3000万ユーロ(約50億円)でバイエルンへ完全移籍を果たした。
シュツットガルトが拠点を置くバーデン=ヴュルテンベルク州のメディア「BW24」は、伊藤について「伊藤の退団は痛手だが、これほど優れ、安定したパフォーマンスを見せる選手をシュツットガルトが引き留めるのはやはり難しい」と触れ、3年前までは当時J2だったジュビロ磐田でプレーしていたところからの大幅ステップアップを取り上げている。
「シュツットガルトは契約解除条項があるため、この退団を阻止する手段はほとんどなかった。『キッカー』誌が報じたように、シュツットガルトは当初2300万ユーロ(約39億円)を受け取るが、2800万ユーロ(約48億円)に上がる可能性もある。シュツットガルトにとっては理にかなった金額だ。今回の移籍から得られる経済的利益は計り知れない。彼らはかつて、日本人選手をわずか70万ユーロ(約1億2000万円)で誘致したのだから」
新シーズンからバイエルンで結果を残せば、伊藤の市場価値はさらに上がりそうだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)