“キング”杉本健勇が「サポーターの心も撃ち抜いた」 今季7G…劇的決勝弾に歓喜「激アツ」

杉本健勇が後半アディショナルタイムに劇的ゴール【写真:Getty Images】
杉本健勇が後半アディショナルタイムに劇的ゴール【写真:Getty Images】

杉本が公式戦8試合ぶりのゴール

 大宮アルディージャの元日本代表FW杉本健勇が、劇的ゴールでチームを勝利に導いた。6月22日に行われたJ3リーグ第18節のFC琉球戦でスタメン出場した31歳の杉本は、公式戦8試合ぶりのゴールで存在感を示し話題を呼んでいる。

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 今季ジュビロ磐田より大宮へ期限付き移籍した杉本。日本代表としても8キャップを刻んだストライカーは、昨シーズン公式戦で2得点のみと厳しい1年を過ごした。だが今季、大宮でその才能を遺憾なく発揮している。

 第6節(2得点)、第7節(1得点)と連続ゴールを挙げると、その後も継続して得点を重ねる。22日の琉球戦での得点を含めここまで7ゴールをマーク。琉球との一戦で決めた後半アディショナルタイムでの得点は、まさに劇的なシーンだった。

 点の取り合いとなったこの日のゲームは、ホームの大宮が前半22分にDF市原吏音のゴールで先制。後半16分に1点を返されるも、2分後にMFアルトゥール・シルバが取り返した。

 2-2で迎えた後半アディショナルタイム2分、大宮は琉球FW野田隆之介に同点弾を許す。勝利を逃したかに見えたその4分後、終了間際に大宮がカウンターのチャンスを迎えた。

 杉本が前線で溜めを作ると、右サイドを駆け上がったFW大澤朋也へ。ペナルティーエリア内へ侵入し、グラウンダーのクロスで再びエースの下へボールを届ける。シュートはGKに弾かれたものの、こぼれ球が再度杉本へと渡り、今度こそネットを揺らした。

 土壇場で3-2と勝ち越した大宮が勝ち点を積み上げ、リーグ戦では5戦負けなし。現状の勝ち点43は、2位のアスルクラロ沼津の28(SC相模原/FC大阪も沼津と同勝ち点)を大きく上回っている。

 2017年に公式戦23得点を記録して以降、二桁得点から離れている杉本。31歳となった今、J3リーグで復活の兆しを見せている。ファンも「冷静な流し込み」「痺れた」「キング杉本健勇」「J3も激アツ」「サポーターの心も撃ち抜いた」と喜びを表現。無双状態の大宮で、杉本は今季何ゴールを手にすることができるだろうか。

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