名古屋アウェーで完封負けも…22歳ルーキーが存在感 長谷川監督「本当にいいプレーした」

榊原杏太が存在感【写真:Getty Images】
榊原杏太が存在感【写真:Getty Images】

東京ヴェルディに0-1敗戦、攻撃陣不発も大卒ルーキーFW榊原がインパクト

 名古屋グランパスは6月22日、味の素スタジアムで行われたJ1リーグ第19節・東京ヴェルディ戦で0-1と敗れ、今季8敗目を喫した。チャンスを作りながらも攻撃陣がこぞって不発に。そのなかで、後半途中出場の22歳大卒ルーキーFW榊原杏太は切れ味鋭いプレーで存在感を示し、長谷川健太監督は「今日は本当にいいプレーをしてくれた」と評価した。

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 名古屋は、3バックを中心に手堅い守備を見せた一方、前半からフィニッシュへ持ち込めない展開が続き、FW永井謙佑のパスからFW山岸祐也が放った前半23分のファーストシュートも相手GKを脅かすには至らなかった。すると後半7分、カウンターからMF翁長聖に先制点を決められ、ビハインドの展開に。

 その後、前線にFWパトリックを投入し反撃も、後半30分の絶好機ではMF椎橋慧也の左足シュートがゴールポストを直撃。後半だけで11本のシュートを浴びせたが、必死のディフェンスを見せた東京Vの守備を最後まで攻略できず、リーグ直近4戦未勝利(2分2敗)となった。

 この日先発したFW永井謙佑、FW山岸祐也ら前線の主力クラスが不発に終わり、長谷川監督も「前線のタレントがそろそろ本調子を出してもらいたい」と嘆き節。1点が遠かったものの、徐々にチャンスの数が増えている部分はポジティブに捉え「選手たちと向き合いながら試合に向けて準備していきたい」と誓った。

 チャンスメイクでは、後半36分から出場した22歳の榊原が存在感を発揮。2試合連続で途中起用された大卒ルーキーは、切れのあるプレーで攻撃を活性し、長谷川監督も「ルヴァンカップから少しずつ結果を出し始めて、徐々にチームに馴染んできていると思います。今日は本当にいいプレーをしてくれた」と評した。

 一方で指揮官は「ああいうところで決め切ってくれると、ラッキーボーイ的な感じの選手が出てきて、また チームに活力が出てくるという風に思う」と、結果に対する注文も忘れなかった。

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