試合は1-2で敗れる

　ヴィッセル神戸は6月22日、J1リーグ第19節でガンバ大阪と対戦し、1-2で敗れた。前半には、FW大迫勇也がネットを揺らした場面もあったが、直前のファウル判定でゴール取り消しに。試合後には吉田孝行監督が判定に対して厳しい声を上げた。

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　問題のシーンは前半20分、神戸が左からのロングスローでチャンスに。MF佐々木大樹のバックヘッドでつなぎ、DFマテウス・トゥーレルがうしろへ逸らす。ゴール前へ飛び込んだ大迫が胸トラップからボレーシュートを決めて見せた。しかし、この場面で清水勇人主審がVAR（ビデオ・アシスタント・レフェリー）と交信。オンフィールドレビューを実施する。

　ゴールシーンの直前、大迫のマークに付いていたG大阪MF鈴木徳真に対し、MF井出遥也が進行をブロックする形に。この流れから大迫がフリーとなり、ゴールシーンが生まれていた。

　ゴールとなっていれば、貴重な先制点となるシーンだっただけに、吉田監督が試合後に判定について珍しく怒りを露わにした。

「結果に関しては負けたのでそこは認めざるを得ないけど、試合はレフェリーで大きく変わってしまった。自分たちも負ける試合の内容ではなかった。結果は受け止めて改善したい。（大迫の）あの得点はゴールだと思う。あれはかわいそう。審判によってサッカーは変わる。（広島のミヒャエル・）スキッベ監督も怒っていたけど、Jリーグも重く受け止めないと」と語気を強めた。

　吉田監督はさらに「あれは立っていただけなので、相手が突っ込んできてブロックという形になった。全部のジャッジがそれだったらいいけど、フィールドでもっと荒いプレーもあった。僕は納得がいかない。負けは受け止めるし結果は変わらない」と、判定に対して厳しい言葉を並べていた。