G大阪、上位対決制して2-1勝利! 神戸はFW大迫の“VAR取り消し幻弾”響く

先制ゴールを決めたウェルトン【写真:Getty Images】
先制ゴールを決めたウェルトン【写真:Getty Images】

G大阪が神戸を下す

 ガンバ大阪は6月22日、ホームでJ1リーグ第19節ヴィッセル神戸戦に臨み、2-1で勝利を収めた。前半に神戸FW大迫勇也に先制点を奪われたかと思ったが、取り消しに。均衡した展開のまま後半25分にFWウェルトンが冷静なシュートを決めて先制に成功すると、終了間際にも追加点を挙げた。

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 試合前の時点で勝ち点1差、3位G大阪と4位神戸の上位対決となった一戦。互いに強度の高いスタートを切るなか前半20分、神戸にチャンスが訪れた。DF初瀬亮のロングスローからこぼれ球をDFマテウス・トゥーレルがバックヘッド。これをFW大迫勇也が胸トラップで落としてボレーシュートでファーサイドへ流し込んだ。神戸が先制したように思われたが、直前にファウルの可能性があったとしてVAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)が介入。オン・フィールド・レビューの末、G大阪MF鈴木徳真へのファウルによりゴールは取り消しとなった。

 土砂降りでスリッピーな芝も影響して、ファウルも多発。前半34分にはG大阪FW山田康太が負傷交代となり、前半だけで両軍合わせてイエローカード3枚が提示された。前半終了間際にはスローインの判定を巡って神戸の吉田孝行監督がヒートアップする姿も見られた。

 後半も開始から神戸が押し込む展開。同17分にはFW武藤嘉紀がペナルティーエリア内から放った強シュートをG大阪のGK一森純が両手で枠外へ弾くスーパーセーブを見せる。

 すると同25分に試合が動いた。DF半田陸がゴール前へ入れたクロスを相手DFがクリア。こぼれ球をFWウェルトンが左足の弾丸シュートを決めて先制に成功した。ウェルトンは第5節広島戦以来、約3か月ぶりゴールで今季2点目となった。さらに後半40分にもオウンゴールで追加点を挙げた。

 だが、神戸も諦めない。終了間際にPKを獲得。キッカーの武藤がこれを決めて1点差に迫った。

 それでも逃げ切ったG大阪は勝ち点を37に伸ばし首位とは勝ち点2差。一方の神戸は首位と勝ち点6差となった。

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