福岡の術中にハマった?…無失点に抑えた指揮官もニヤリ「町田の強みをいくつか消せた」
福岡の長谷部監督が町田戦を総括
アビスパ福岡は6月22日に行われたJ1リーグ第19節のFC町田ゼルビア戦を0-0で引き分けた。連勝を4に伸ばすことはできなかったが、4戦無敗で勝ち点を29まで積み上げている。
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福岡の長谷部茂利監督は「町田さんの強みというのはいくつもある。その強みをどうにかして、いくつか消せたんじゃないかなと思います。失点をせずに無失点で推移しながら、最後ゲームを決めるところで、そういうチャンスも作りました.決めていれば今日は100点だった」と、勝ち点3を逃した悔しさも垣間見せたが、首位の町田とのスコアレスドローを受け入れていた。
シーズン前半を7勝8分4敗の勝ち点29で折り返した。これはルヴァンカップを制した昨シーズンをも上回る好成績だ。「印象ですけど」と前置きをした長谷部監督は「データも含めて、自分たちは少しずつ攻守にわたってやりたいことができつつあると感じています。内容のすべてがいいわけではないが、少しずつできている」と、胸を張った。
そして「ここまで勝ち点29点取れましたが、後半戦で29点取れるかはわかりません。今日のゲーム、相手はトップを走る町田さん。1位のチームに得点を取ることを含めて、上を見たらキリがないと思います。でも、『29点取ったからいいでしょ』と下を見たら、自分たちも私たちも後がない。半分で1つ区切りですが、継続して戦っていきたいし、良くしていきたい。選手たちには迷うことなくピッチを走り回って、ゴールを目指してほしい」と、後半戦も上を見ながら、チームと選手の成長を促すことを誓った。
会見の随所では首位に立つ町田へのリスペクトを感じさせた長谷部監督は、今シーズン、初めて町田をホームゲームで無得点に抑えたことを指摘され、守備面で良かったと評価する点を問われると、「一言だけ。町田はやりづらかったと思います。それで察してください。あとは皆さんが研究してください」と、ニヤリ。後半戦でも対戦を残す相手の対策については詳細を語らず、十分な手ごたえを得た表情を見せた。
(河合 拓 / Taku Kawai)