クロップと抱擁後「彼は自信を植え付けた」 ホーム最終戦後…10番と交わした言葉
マック・アリスターがクロップとの秘話に言及
イングランド1部リバプールは、昨シーズン限りでドイツ人のユルゲン・クロップ監督が退任。5月19日のウォルバーハンプトン戦(2-0)後には9年間イングランドの名門で指揮を執った名将の送別セレモニーも行われた。アルゼンチン代表MFアレクシス・マック・アリスターは、その時にクロップ氏と交わした言葉を明かしている。リバプール専門メディア「DAVEOCKOP」が報じている。
リバプールでの最初のシーズンを振り返り、マック・アリスターは「すべてがうまくいった。このクラブは大きなエゴがあるのではなく、全員が自分にできる最善を尽くして周囲を助けようとしてくれる」と言い、さらにこう続けた。
「ただ、ピッチに入るとすべてが変わる。なぜなら、ピッチ外では誰かが助けてくれるけど、自分のパフォーマンスを見せないといけない。僕は複数のポジションでプレーすることになったけど、それも楽しめた。リバプールのような偉大なクラブにいられて幸せだ」
記事では「2023-24シーズンのはじめにはマック・アリスターが6番の役割に合っているのか、彼の最大の能力を引き出せているのかが議論された。マック・アリスターはこのように語ったが、遠藤航が自身の地位を確立するまでは、理想的なシナリオではなかったようだ」と、改めてアンカーの1つ前のポジションがマック・アリスターの最適なポジションであることを強調している。
そして、リバプールでの1年目をともに過ごし、6番でも起用したクロップ前監督とのやり取りを明かしている。「お互いにハグを交わして、その時に『1年しかともに過ごせなかったことが残念だ』と伝えてくれた。それでも今後に向けて、彼はとてつもなく大きな自信を僕に植え付けてくれた。あと彼は、すでに僕が分かっていたことも言ってくれた。それは僕が継続して成長を続けるために、正しいクラブにいるということだ」と、アルネ・スロット新監督を迎えたリバプールでの次の挑戦に前向きな姿勢を見せた。
リバプールの10番として1シーズン目から活躍を見せたマック・アリスターだが、2シーズン目はどのようなプレーをピッチで見せてくれるだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)