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「日本とイランは避けたが」 韓国、W杯最終予選ポット1確定も母国懸念「危機は終わらず」
韓国は正式監督が不在
韓国代表は6月20日に発表されたFIFAランキングで22位とアジア勢で3位をキープし、北中米ワールドカップ(W杯)アジア最終予選の組み分け抽選会でポット1入りを死守した。アジア1位の日本、同2位イランと同組になることは回避したが、母国メディアは「危機は終わっていない」と取り上げている。
アジアサッカー連盟(AFC)は6月21日、北中米W杯アジア最終予選の抽選会がマレーシア・クアラルンプールで27日の午後4時(日本時間)から行われることを発表。最終予選進出が決定している18チームが6チームずつの3組に分かれて8.5枠のW杯出場権を争う。
ポット1:日本(17位)、イラン(20位)、韓国(22位)
ポット2:オーストラリア(23位)、カタール(35位)、イラク(55位)
ポット3:サウジアラビア(56位)、ウズベキスタン(62位)、ヨルダン(68位)
ポット4:アラブ首長国連邦(69位)、オマーン(76位)、バーレーン(81位)
ポット5:中国(88位)、パレスチナ(95位)、キルギス(101位)
ポット6:朝鮮民主主義人民共和国(110位)、インドネシア(134位)、クウェート(137位)
ポット分けは6月20日に発表された最新のFIFAランキングに従って決定。1ランクアップの韓国はアジア勢3位で、ポット1入りとなった。しかし、韓国のスポーツ・芸能総合サイト「OSEN」は「日本とイランとの対戦は回避した、“ポット1”韓国の危機は終わっていない」と見出しを打って取り上げている。
「ひとまず、韓国はポット1を死守し、当初の目的を達成した。少なくとも難敵である宿敵の日本とイランと対戦しないことはいいニュースだ。しかし、油断は禁物だ。対戦する相手に簡単なチームはない。オーストラリアはアジアカップの準々決勝で韓国と対戦し、韓国を追い込んだ強豪だ。ファン・ヒチャンの同点ゴールがなかったら、韓国はもっと早く敗退するところだった。カタールも同様だ。アジアカップでは大会2連覇の業績を成し遂げた。イラクも韓国を苦しめる能力のあるチームだ」
記事では、ポット3以下にも注目し、「サウジアラビア、ウズベキスタン、ヨルダンも油断できない相手だ」と言及。そのうえで、「最大の問題は、まだ代表監督が決まっていないという点だ」と正式監督が不在なことを嘆き、「クリンスマン退任後の爆風をまともに受けている韓国の危機はまだ終わっていない」と指摘していた。
(FOOTBALL ZONE編集部)