EURO強豪対決をセスク氏断罪…フランスVSオランダ0-0決着に「もう少し期待してた」
フランスとオランダの強豪対決はスコアレスドロー決着
欧州選手権(EURO)は現地時間6月21日にグループリーグD組の第2戦を行い、注目のフランスとオランダの強豪対決は0-0で引き分けた。英公共放送「BBC」に対し、元スペイン代表セスク・ファブレガス氏は両チームのゴール前の質が低いと言及した。
初戦を勝利した両チームだが、フランスは鼻骨骨折のキリアン・ムバッペがベンチスタート。トレーニングではフランス国旗を模したフェイスガードを装着していたが、試合に向けては黒一色のものを着用していた。
その試合の立ち上がりにオランダはMFシャビ・シモンズのスルーパスに抜け出したFWジェレミー・フリンポンが狙うも、フランスのGKマイク・メニャンが際どくセーブ。一方のフランスもFWアントワーヌ・グリーズマンが立て続けにゴール前の決定機を得たが、決めることができずに試合が進んだ。
後半のフランスは再びグリーズマンがゴール前の決定機で決められず、オランダのシモンズがこぼれ球を蹴り込んだ場面はオフサイドポジションにいたDFデンゼル・ダンフリースがGKと通過するボールの間にいたことで、オフサイドの反則とされゴールは認められなかった。ムバッペは出場せず、試合は熱戦だったが今大会初のスコアレスドローに終わった。
現役時代に長年イングランド・プレミアリーグのアーセナルでプレーしたセスク氏は、BBCに対し「このゲームで質を欠いた部分は残念だった。特にファイナルサードの部分について。選手たちには軽率な判断があった。もう少し良いものが見られると期待していた」とコメントしていた。
一方で、フランスのMFエンゴロ・カンテについては「カンテはどこにでもいた。彼は前方へとプレーし、動き続ける。パス・アンド・ゴーだよ。彼の成長した部分は、こうやって前方へとプレーすることだ。疑いなく彼が今日のMVPだ」と絶賛していた。
この結果、両チームは勝ち点4に伸ばして決勝トーナメント進出をほぼ当確にしたが、セスク氏の評価は厳しかった。
(FOOTBALL ZONE編集部)