ブラジルW杯惨敗の要因? 香川がアジア杯連覇に向け「プレッシャーのコントロール」を課題に挙げる
「焦らずにコントロールしたい」
日本代表のMF香川真司(ドルトムント)が昨年のブラジルワールドカップの不振の要因について、プレッシャーをコントロールし切れなかったことを挙げた。
3日午後、陽光眩しいセスノックで行われたオーストラリア合宿初日の練習後のこと。香川は連覇を目指すアジアカップで昨夏の過ちを繰り返さないよう、自戒を込めて言った。
「連覇に向けたプレッシャーもあるけれど、焦らずにコントロールしていきたい。W杯ではそこがうまくコントロールできなかった」
香川や本田圭佑(ACミラン)はW杯を前に「世界一」を目標に公言。自分たちにプレッシャーをかける狙いもあったのかもしれないが、自らの言葉で極限までハードルを上げた選手たちは最終的に思うような結果を得られなかった。
4年間積み上げたはずのものをブラジルのピッチ上で表現することができなかった香川と日本代表。背番号10は、プレッシャーに対してうまく対処することが日本のアジア杯連覇、そして、2部降格圏のドルトムントで出場機会を失った自身の不振脱出の鍵となると考えているのかもしれない。
「練習中は気持ち良い。ハードですけれどね。初戦まで時間はあるので大切にしていきたい。明日の試合もそうだけど、アジア杯の初戦まで全力を注いでやりたい」
栄光の「背番号10」復活へ、香川はひたむきに練習に取り組んでいる。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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