ソシエダ今夏の補強戦略は? 60億円でDF放出→シティ23歳DF獲得模索を現地紙指摘
ル・ノルマン、サディクの放出を予想
スペイン1部レアル・ソシエダは、今季ラ・リーガ6位でフィニッシュした。新シーズンへ向けて補強の準備が進められるなか、現地紙は「次のチーム編成を視野に入れた交渉の準備を始めている」と動きを報じている。
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日本代表MF久保建英も所属するソシエダは、UEFAヨーロッパリーグ(EL)出場圏内の6位の成績で今シーズンを終えた。久保は公式戦41試合7ゴールをマークしたが、イングランド1部トッテナムやリバプールなど、多数ビッグクラブからの興味報じられている。
そうしたなか、スペイン紙「ムンド・デポルティーボ」は7月1日に開始されるスペインの夏の移籍市場について考察。「すでにマーケティングは始まっている」と、久保以外の2人の選手についてピックアップした。
まず1人目はDFロビン・ル・ノルマン。27歳のル・ノルマンにはアトレティコ・マドリードが関心を寄せていると報じられている。記事では「アノエタでは彼を失ったと考えているようだが、監督たちにとっては『誰かが去らなければならないのなら、ル・ノルマンを』という考えがあるため、それほど悲観はしていない」とした。
その背景に、ル・ノルマン放出で得られる資金の存在があると報道。「確定的なオファーはない」としつつも「非公式の話し合いですでに3000万ユーロ(約51億円)の固定額と500万ユーロ(約8億5000万円)の変動額を支払う意思があることを明らかにしている」と動く可能性のある金額を明らかにした。
ソシエダ側が「選手価値4000万ユーロ(約68億円)に設定していたことを考えれば、納得できない金額である。交渉の余地はあるようだが、その余地はますます小さくなっている」と現行ではソシエダの求める金額に満たない可能性も指摘されている。
そのうえで、ル・ノルマン放出の資金はマンチェスター・シティの23歳DFセルヒオ・ゴメスの獲得の後押しになるかもしれないと考察。「シティの左サイドバックはソシエダのユニフォームを着ることを望んでいる」と選手自身が前向きな点を推すが、金額面ではまだまだ障害も多いようだ。
また、22年9月にソシエダにやってきたFWウマル・サディクには、放出の噂も出ている。今季3ゴールと厳しい1年を過ごしたセンターフォワード。獲得時にクラブが払った2050万ユーロ(約35億円)以上の利益は厳しいとの見解だが、記事では移籍候補としてトルコのトラブゾンスポルが挙げられていた。
(FOOTBALL ZONE編集部)