鼻骨骨折ムバッペ、“国旗柄”フェイスガードに監督言及「正しい決断」「詳細知る必要はない」

フランス代表のキリアン・ムバッペ【写真:ロイター】
フランス代表のキリアン・ムバッペ【写真:ロイター】

鼻骨骨折のムバッペはオランダ戦出場可能の見通し

 フランス代表のディディエ・デシャン監督は、現地時間6月20日に欧州選手権(EURO)の第2戦オランダ戦へ向けた記者会見に出席し、鼻骨骨折したエースFWキリアン・ムバッペがフェイスガードを装着して試合出場可能だと話した。英公共放送「BBC」が報じた。

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 6月17日の大会初戦オーストリア戦の試合終盤、ムバッペは相手DFケビン・ダンソとの空中戦で負傷。さらに、ここで一度ピッチの外に出されたムバッペは主審の許可を得ずに戻ってしまい、イエローカードまで提示され踏んだり蹴ったりの状況になった。試合中から出血が確認されていたムバッペは試合後に救急車で病院へ向かい、鼻骨骨折の診断が下った。

 しかし、不幸中の幸いでフランス・サッカー連盟(FFF)はムバッペが手術を回避し、フェイスガードを装着して大会でのプレーを続けると発表した。

 デシャン監督は「ムバッペが快方に向かい、回復も順調で明日の試合に出場できる状態だとお伝えできる」とコメント。そして「正しい決断の下に進んでいる」と話した。

 そして、ムバッペは20日のトレーニングにフランス国旗をあしらった青、白、赤のトリコロールカラーにペイントされたフェイスガードを装着していた。これについてデシャン監督は「彼はフェイスガードを装着してプレーするが、このマスクの詳細についてあなたたちが知る必要はない」とコメントを避けた。

 また、同局ではトレーニング取材をした記者の意見として「ムバッペは当初フェイスガードをせずにチームメイトと談笑していたが、チームが練習を始めると装着した。彼は慣れようとして何度か調整していたが、メディアに公開された15分間にオランダ戦で彼が出場する可能性が低いことを示すものはほとんどなかった」と報じている。

 グループリーグD組の大一番と見込まれるオランダ戦、現在の世界最高アタッカーとも呼び声の高いムバッペがピッチに立つ可能性は高そうだ。

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