EUROチェコ戦、キックオフ直後の場面が話題に

　ポルトガル代表は欧州選手権（EURO）のグループステージ初戦でチェコ代表と対戦し、2-1で勝利。FWクリスティアーノ・ロナウド（アル・ナスル）は前人未到の6大会連続出場という偉業を打ち立てたなかで、キックオフ直後に見せたあるワンシーンが話題に。中国メディアは39歳ベテランの振る舞いにファンから感嘆の声が相次いだ事実に注目している。

　注目を集めたのは、この試合のキックオフ場面だ。センターサークルでMFブルーノ・フェルナンデスがボールを蹴る前にロナウドは敵陣へ猛然とダッシュ。競技規則上、反則行為に当たるが試合はそのまま開始されたなか、海外メディア上では「奇妙なスタート」としてその場面が話題を呼んでいた。

　そんななか、中国大手メディア「SOHU」は「世界の名作？ 39歳のロナウドがキックオフから全力疾走する映像は海外で話題になった：本当に一流だ」との見出しとともに、ネット上でこの全力疾走シーンが大反響につながったと指摘。39歳ながらも誰よりも熱意のこもった全力プレーを“開始0秒”から示した姿が好感を生んだようだ。

　記事ではファンから「本当に一流だ！」といった賛辞が多数寄せられていたことを指摘しつつ「ゴールこそならなかったものの、勝利への強い思いを持ち、努力を惜しまず、数え切れないほどのシュートを打った。ファンは彼が39歳であることを知っているはずだ。彼の年齢でまだフィールド上で走れるこんなベテランがほかにどれだけいるだろうか？」と脚光を当てた。

　チェコ戦でフル出場したC・ロナウドは、大会最多の通算27試合出場に伸ばし、次戦のトルコ戦（22日）ではこちらも通算トップとなるゴール記録（14得点）の更新に期待が懸かる。