サウサンプトン吉田、リーグ杯決勝でマンUに惜敗も…英紙が「熟練のパフォーマンス」と絶賛
ウェンブリーでの決勝にフル出場も2-3で敗戦
サウサンプトンの日本代表DF吉田麻也は現地時間26日にウェンブリー・スタジアムで行われたリーグカップ決勝マンチェスター・ユナイテッド戦に先発フル出場を果たした。結果は2-3で敗れ、悲願のタイトルには一歩届かなかったが、FWイブラヒモビッチらと互角に競り合ったことで英地元メディアでは「熟練のパフォーマンス」と絶賛されている。
試合はユナイテッドのエースであるイブラヒモビッチの強烈な直接FKで均衡が破れた。その後は一進一退の攻防となり、ユナイテッドはMFリンガードのゴールで2-0とリードを広げたが、サウサンプトンは今冬の新加入FWガッビアディーニが前半アディショナルタイムと後半3分に2得点を奪い同点に追いつく。試合は2-2のまま試合終盤を迎える、白熱の展開となった。
吉田はこの試合に左CBで先発出場。持ち味の空中戦の強さを生かしてイブラヒモビッチとも互角に渡り合い、攻撃時のセットプレーでは前線で競り勝つシーンも見せた。守備では出足の鋭いカバーリングで何度も相手の攻撃の芽を摘むなど、コンビを組んだ若いDFスティーブンスをリードするような安定したパフォーマンスを披露した。
試合終了間際の後半42分に、イブラヒモビッチにこの日2点目となるヘディングシュートを決められて栄冠にはわずかに手が届かなかったものの、吉田は堂々たるプレーを披露した。英紙「デイリー・ミラー」による採点では、チーム3位タイの7点が付けられ、寸評では絶賛されている。
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