バイエルン補強策“異論の声”独指摘 デ・リフト放出噂も…ファンは「キム・ミンジェら売却望む」
守備陣の補強策にファンから不満と現地指摘
ドイツ1部の名門バイエルン・ミュンヘンは今夏、守備陣の強化へ着手。すでに日本代表DF伊藤洋輝をシュツットガルトから獲得し、さらなる新戦力補強の噂が上がるなか、ドイツメディアは「ファンは大いに不満を抱いている」として、補強策に“異論の声”が寄せられている現状を指摘した。
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バイエルンは今季リーグ戦で3位に終わり、リーグ戦連覇が「11」でストップ。覇権奪回へ、ヴァンサン・コンパニ新監督を迎えて新たな船出を切るなか、今夏補強第1号としてシュツットガルトの2位躍進に貢献した伊藤を3000万ユーロ(約50億円)で迎え入れた。
そのほか、レバークーゼンのDFヨナタン・ターの獲得も画策中。既存戦力ではオランダ代表DFマタイス・デ・リフトの放出が噂されているなか、現地紙「Frankfurter Neue Presse」は「バイエルンファン、デ・リフトの売却計画に抗議」と見出しを打ち、補強策に異論の声が噴出している状況を伝えた。
デ・リフトの放出説に関しては、クラブOBディットマー・ハマン氏も「昨シーズン、彼は最も安定したセンターディフェンダーだった」と疑問符を投げかけ、議論の対象に。記事では「むしろ、チームメイトのダヨ・ウパメカノとキム・ミンジェがミスを繰り返した」との見解も示され、デ・リフト売却を支持する声は少数のようだ。
一方で「サポーターはウパメカノとキムの売却を望んでいる」とも指摘。欧州チャンピオンズリーグ(CL)準決勝のレアル・マドリード戦で失点に絡んだキム・ミンジェに関しては「我々彼のせいでCLから追放された。誰かが出て行くとしたらそれは彼であるべきだ」といった辛辣な意見もあるなか、最終ラインはどんな顔ぶれで構成されるだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)