コンパニ新監督が起用するのは？

　日本代表DF伊藤洋輝は、現地時間6月13日にドイツ1部バイエルン・ミュンヘンへ完全移籍が決まった。名門クラブでの起用法や先発争いが焦点となるなか、韓国代表DFキム・ミンジェを含めたスタメン予想に韓国メディアが注目している。

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　伊藤は今季、ブンデスリーガ2位のシュツットガルトで公式戦29試合に出場して2アシストを記録。左サイドバック（SB）とセンターバック（CB）に適応可能な万能戦士として評価を高め、プレミアリーグのトッテナムなどからの関心が噂されたなかで、3000万ユーロ（約50億円）でバイエルンへ完全移籍を果たした。

　ドイツの移籍専門サイト「Transfermarkt」が掲載した来季陣容の先発予想イレブンではキム・ミンジェの名前はなく、最終ラインには伊藤のほか、ヨシュア・キミッヒ、アルフォンソ・デイビスの主力2枚、獲得が噂されるレバークーゼンのDFヨナタン・ターが並ぶ形になった。

　これを受け、韓国紙「京郷新聞」は「衝撃…キム・ミンジェが主力争いで押し出される？　バイエルン予想スタメン、キムは不在・新CB伊藤＋その他の展望」と見出しを打って取り上げている。

「驚くべき点はキム・ミンジェの名前がないという部分だ。ヴァンサン・コンパニ監督が（今年5月末に）就任したあと、キム・ミンジェは予想スタメンに常に名前を連ねていた。コンパニ監督が標榜する攻撃的なサッカーに、キム・ミンジェの攻撃的な守備スタイルが重用されるという予想が多かったからだ。しかし、バイエルンの移籍市場の動きによって予想が少しずつ変わっている。左利きのDF伊藤洋輝を迎え入れ、レバークーゼンの（ドイツ代表DF）ヨナタン・ターはすでに個人合意を終えた状態だ。昨シーズン、ブンデスリーガでトップクラスの活躍を見せたセンターバック2人の加入が、キム・ミンジェにとって大きな脅威になるかもしれない」

　記事では、「もちろん、伊藤洋輝に続いて他の選手まで加入することになれば、キム・ミンジェはさらに熾烈な主力争いを強いられる。しかし、だからと言って早くもメディアの予想通り、キム・ミンジェが主力から押し出されると判断するにはまだ早い。依然としてキム・ミンジェがコンパニ監督体制でチャンスを手にする可能性があるのは明らかだ」とも記しており、キム・ミンジェの挽回にも期待していた。