米メディアがシアトル移籍浮上の本田を詳細分析 不発の“ミラン10番”獲得にメリットは…

「錆びついた感覚」と試合勘には不安が…

「長いシーズンのなかで、本田が持つ経験値は有効になるだろう。また、疲労とも戦うシーズンでは、中央のポジションを最も好むにしてもウイングでもプレーできる。ニコラス・ロデイロとクリント・デンプシーに加えて本田がいれば、攻撃のクオリティーは上がるだろう。より予測不可能な攻撃ができるはずだ。

 しかし、錆びついた感覚には不安がある。ここ数年、プレータイムが多くないし、今季は100分間くらいのプレーしかしていない。ワールドカップ予選のためにアジアと何度も往復することになる。彼のような高額年俸の選手を獲得する時に、彼が減俸に応じたとしてもこうしたリスクは大きく恐ろしい。価値には希望があるが、難しいものだ」

 本田を分析した結果、必ずしもサウンダースにとって“良い買い物”になるとは限らないと結論づけられている。3月上旬にスタートするMLSのシーズンは、5月上旬まで移籍市場が開いている。本田の契約が切れる7月からは、移籍金ゼロで加入することも可能だ。こうした条件も精査しながら、アメリカMLSのクラブは本田を注視しているということなのだろう。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

page1 page2 page3

今、あなたにオススメ

トレンド

ランキング