ドイツの移籍専門サイト「トランスファーマルクト」の予想布陣に脚光

　日本代表DF伊藤洋輝はこのオフにドイツ1部シュツットガルトから同1部バイエルン・ミュンヘンへ完全移籍。ヴァンサン・コンパニ新監督が率いる名門の今夏補強第1号となったなか、海外メディア上で来季陣容の予想イレブンが登場すると、韓国メディアは「キム・ミンジェがいない」と序列降格に注目している。

　今季リーグ戦でバイエルンはシュツットガルトに次ぐ3位に終わり、リーグ戦連覇が「11」でストップした。今夏に守備の強化に乗り出したなかで、シュツットガルトで公式戦29試合に出場して2アシストを記録した伊藤を3000万ユーロ（約50億円）で獲得。コンパニ新体制で来季に向かう中で、伊藤は今夏初の補強となった。

　バイエルンはレバークーゼンのDFヨナタン・ターの獲得も画策するなど、今後もさらなる強化が噂されるなか、ドイツの移籍専門サイト「Transfermarkt」は来季陣容の予想イレブンを公開。最終ラインには伊藤のほか、ヨシュア・キミッヒ、アルフォンソ・デイビスの主力2枚、獲得が噂されるターが並ぶ形になった。

　これに鋭く反応したのが韓国メディア「スポーツ朝鮮」だ。昨季に主力CB（センターバック）を務めた韓国代表DFキム・ミンジェの名前がなかったことから「『信じられない』キム・ミンジェがいない…日本代表センターバック＋ブンデス最優秀CBがコンビを担う」と見出しを打ち、驚きを持って伝えた。

　同メディアは「現在バイエルンが狙っている選手が全員迎え入れられれば、キム・ミンジェは主力から外される可能性もあるという見通しだ。キム・ミンジェは昨シーズン後半にやや期待外れのパフォーマンスを見せたため、コンパニ監督に選ばれないと予想された」と悲観。あくまで現時点の予想イレブンとはいえ、主力からの降格を嘆いた。