新加入の闘莉王がフル出場も京都は無念の黒星発進 終盤パワープレーで1点返すが…山形に1-2敗戦

闘莉王は03年以来となるJ2でプレー 早速イエローカードを提示される場面も

 元日本代表DF田中マルクス闘莉王が新加入したJ2京都は26日、本拠地で山形との一戦で2017年シーズンの開幕を迎えた。前半に先制を許すと後半には闘莉王が献上したPKで追加点を奪われた。試合終了間際に1点を返すも1−2で敗れ、無念の黒星発進となった。

 前半26分、DFラインを飛び出しで、センターサークル付近で山形FW阪野豊史に背後からタックルを仕掛けてイエローカードを提示された。2003年の水戸時代以来となるJ2の舞台でも早速持ち味の闘志あふれるプレーを見せた。

 試合が動いたのは同35分。左サイドのMF瀬川和樹からのクロスにMF瀬沼優司がネットを揺らしてアウェーに乗り込んだ山形が先制に成功した。1−0で迎えた後半10分には、左サイドからドリブルを仕掛けた山形FW南秀仁を闘莉王がエリア内で倒して山形がPKを獲得。これをFW鈴木雄斗がきっちりと成功させた。

 元日本代表FW大黒将志やFWエスクデロ競飛王らを中心とした攻撃で反撃を狙う京都だがなかなかゴールが遠い。後半11分には共に地元・京都橘高出身の2人、MF仙頭啓矢とFW岩崎悠人を投入して反撃体制を整えた。

 終盤には闘莉王が最前線に残すパワープレーで猛攻を仕掛けた。すると、後半45分に左サイドに流れた岩崎が右足でクロスを送ると、こちらも途中出場のベルギー人FWケヴィン・オリスが頭で合わせて1点を返した。それでも反撃はその1点にとどまり、2010年シーズン以来となるJ1復帰に向けた京都は出だしでつまずく形となった。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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