サウサンプトンと契約延長の吉田が日本代表に合流 連覇に向けて「今度は自分が引っ張りたい」
サッカーの母国でもまれた男
サウサンプトンとの契約延長を発表したDF吉田麻也は3日、アジアカップに臨む日本代表に合流した。オーストラリアのセスノックで行われる合宿初日から完全合流。サッカーの母国で孤高な戦いを続けるDFは、前回大会王者らしいジャパンスタイルを貫き、アジア杯連覇を果たすことを宣言した。
この日、オーストラリア入りした日本代表の豪州初練習は、冒頭15分のみの限定公開となった。元日のアーセナル戦で後半26分から途中出場した吉田は、2-0の勝利に貢献。その後、24時間近い移動で現地入りし、早速代表練習にフル合流した。強行軍にもかかわらず、吉田は笑顔でこう語った。
「コンディションはみんなよりいいと思う。(長距離移動などの疲れは)きつくてもきついと言わない。最初にやったほうが時差ぼけも取れやすい。一週間以上大会まである。しっかり一からまた体を作り直す。各週の試合と、トーナメントはまた違う。連戦にしっかりと対応できるような気候も、時差も、コンディションも含めてアジャストしたい」
サウサンプトンは、吉田との契約を2018年まで延長したと発表。プレミア独特の年末年始の強行日程を乗り越えたストッパーは、大会連覇だけを見つめている。
「前回大会は代表に入ったばかり。自分が何かしたというよりは先輩の人に勝たせてもらった。4年たって、代表でプレーさせてもらっている。今度は自分がチームを引っ張れるようにやりたい」
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