スペイン代表FWが批判「黙らせた」 EURO得点歴代3位&“クロアチアキラー”に海外注目
EURO通算7ゴールで歴代3位を記録
スペイン代表は現地時間6月15日に欧州選手権(EURO)の大会初戦でクロアチア代表と対戦し、3-0の快勝を収めた。先制ゴールを決めたFWアルバロ・モラタは、これでEURO通算7ゴールとなり歴代3位に浮上したとスペイン紙「マルカ」が報じている。
序盤の良い立ち上がりからスペインは前半29分、自陣でのクリアから一気に速攻を発動するとMFファビアン・ルイスがピッチ中央を切り裂くスルーパスを供給。そこに走り込んだモラタは相手DFを抑え込みながらGKとの1対1を左足で冷静に流し込んだ。スペインは前半の内に2点を追加し、後半にはクロアチアがPKのチャンスを逸する場面もあり3点差の勝利を飾った。
同紙ではモラタの一撃について「ルカ・モドリッチらクロアチア代表に対するゴールで、このアトレティコ・マドリードの選手は欧州選手権で7ゴールを記録し、得点ランキングではクリスティアーノ・ロナウドが14ゴール、ミシェル・プラティニが9ゴールに次ぐ選手になった。モラタが11試合出場に対し、ポルトガル代表のロナウドは25試合に出場している」とした。
また、モラタは今週に入ってスペインメディアに対し自身への批判の声が止まないことへの不快感を示していた。そうした背景もあり、同紙では「アトレティコのストライカーは、欧州選手権でスペインのゴールラッシュの口火を切り、批判を止めない人々やクロアチアのファンを黙らせた」とレポート。そして「ルイス・デ・ラ・フエンテ監督のモラタに対する信頼は絶対的なものだ」とした。
そして、EUROで3大会連続クロアチアと対戦したスペインだが、その全てのゲームでモラタがゴール。「クロアチアキラー」となっている。後半に相手選手との接触後に交代することになったモラタだが、同紙では「試合が終わった時、モラタはとても嬉しそうで怪我については楽観的だった」とレポートした。
ほかに前回優勝のイタリアとアルバニアが組み込まれている今大会屈指の「死の組」となっているB組初戦を快勝で飾り、次戦はイタリアとの大一番が待つ。