2ゴールはいずれもゴラッソ! C大阪が相性のいい浦和をホームで撃破
C大阪は2-1で浦和に勝利
セレッソ大阪は6月15日に行われたJ1リーグ第18節で浦和レッズをホームに迎え撃ち、2-1の勝利を飾った。C大阪の2得点はいずれも会場が沸き立つような距離のあるところからのシュートが決まった。
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C大阪ホームゲームでの浦和との対戦は、2020年からC大阪が6勝1分とかなりの相性の良さを見せている。互いに負傷離脱者が多い台所事情の苦しいゲームは、キックオフのタイミングに合わせたかのように振り出した雨の中で始まった。
序盤は浦和が最終ラインやGK西川周作まで下げるボールに対してC大阪が追い回すプレスを見せたことで、浦和は背後へのロングボールを効果的に使ってC大阪を前後に揺さぶる展開になった。しかし、能力の高い攻撃的なプレーヤーが多く離脱しているなかでアタッキングサードでの質が高まらないこれまでの課題も継続。なかなか決定機と呼べる場面は生まれなかった。
両チームが一進一退の展開を見せていた試合は前半42分、左サイドの低い位置でC大阪がフリーキックを獲得した。通常なら中央の選手へクロスを合わせるのが予想されるポジションからのキックだけに、西川は最終ラインとの間を詰めるためにやや前よりのポジションを取った。
ここで意表を突いてフェルナンデスはニアサイドの上を狙って右足で直接シュート。絶妙なコースに飛んだボールは、ゴールに戻る西川のジャンプも及ばずゴール内へ。意外性のある一撃にスタジアムにはどよめきが起こり、C大阪が1-0でハーフタイムを迎えた。
後半に入るとC大阪はプレスの修正が見られ、前半ほど浦和も前進できなくなった。その中で後半4分、C大阪は右コーナーキックがニアサイドでクリアされてゴール正面に飛んできたところ、カウンターをケアする位置にいたDF奥田勇斗が思い切り右足を振り抜くと、スピードを上げながらスライドしていったボールはゴール左上隅に突き刺さって鮮やかな追加点。C大阪がリードを2点とした。
悪いことの重なる浦和は後半26分、MF伊藤敦樹が左ハムストリングを気にする仕草を見せピッチに座り込むとプレー続行不可能に。MF武田英寿との交代を余儀なくされた。しかし浦和は後半32分、武田が右サイドからクロスを入れると途中出場のFWブライアン・リンセンがファーサイドに逃げてマークを外してヘディングでゴールし、1点を返した。
ラスト5分でFW興梠慎三も投入した浦和は1点を追い猛攻を仕掛けたが、C大阪が逃げ切って勝利。ホームで勝ち点3を奪い取った。