天皇杯2回戦で82分間プレー

　J1鹿島アントラーズは6月12日、天皇杯2回戦でJ3奈良クラブと対戦し2-1の勝利を飾った。元日本代表MF柴崎岳も全2ゴールに絡む活躍を見せ、そのパスには絶賛の声が多く寄せられている。

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　スペインで7シーズン活躍し、2023年9月に古巣鹿島へと復帰した柴崎。怪我の影響から今シーズン出遅れたが、5月22日に行われたルヴァンカップ1stラウンド3回戦のFC町田ゼルビア戦（0-2）で公式戦に復帰した。

　リーグ戦も含め3試合、途中出場から出番をもらっていたなか、12日の奈良戦では今季初のスタメン出場を飾る。すると前半21分、相手ペナルティーエリア手前でボールを受けた柴崎が外側へとターンしつつ鮮やかな縦パス。MF樋口雄太のフリックから、最後はFWチャヴリッチにつながりニア上へのゴールが突き刺さった。

　そして1-1で迎えた後半8分、右サイドから柴崎がダイレクトクロス。中央でエースFW鈴木優磨がダイビングヘッドで合わせ決勝弾を奪う。鹿島は2-1で奈良を下し、柴崎は今季最多の82分間のプレーを全うした。

　多彩なパスで鹿島の攻撃面を支えた柴崎には、ファンから「パスがうますぎる」「柴崎のクリエイト能力はやっぱり特別」「攻撃がさらに厚くなった」「オシャレなパス」「柴崎は別格」と絶賛の声が寄せられた。徐々に本領を発揮しつつある鹿島の“10番”の復活が大きな反響を呼んでいる。