遠藤航の“重要度”を再確認 19歳MFへ興味の噂も専門メディア見解「見限るのは早すぎる」
19歳ネヴェスへの興味を報じるも遠藤の示す代表スタッツに注目
イングランド1部リバプールの日本代表MF遠藤航は、ユルゲン・クロップ監督のラスト体制となった2023-24シーズンでアンカーとしての役割を全うした。日本人MFの来季以降の起用法について、専門メディアは日本代表キャプテンとしてのプレーからその重要さを指摘している。
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日本代表をキャプテンとして支える遠藤は、2023-24シーズン開幕前にドイツ1部シュツットガルトからリバプールへ完全移籍。本来獲得を狙っていた選手を取り逃がしたうえ、第3の候補だった遠藤への期待値は現地で大きくはなかった。
序盤こそプレミアの独特なインテンシティーに苦戦したものの、遠藤は次第に出番を増やす。23年末のフルハム戦(リーグ第14節/4-3)では逆転のきっかけとなる鮮烈なミドルシュートをホームで突き刺す。この一発で現地ファンの心を鷲掴みにした。
シーズンを通して公式戦43試合に出場した遠藤。リーグカップではプレミア移籍後初のトロフィーも掲げた。リーグ戦、FAカップでは惜しくも優勝を逃したが、その活躍は十二分に評価されている。
シーズンを終え、6月の日本代表メンバーにも同行。日本は北中米ワールドカップ(W杯)アジア2次予選のラスト2試合を戦った。6日の敵地ミャンマー戦(5-0)は遠藤に出番はなかったが、続く11日ホームのシリア戦に先発出場。先制弾の起点となるボール回収を見せるなど支柱となり、後半17分までプレーした。
リバプール専門メディア「Anfield Watch」も、日本代表キャプテンの活躍に脚光。「リバプールでの将来について憶測が飛び交うなか、遠藤航は代表戦でほぼ完璧なパフォーマンスを見せ、ファンと次期監督のアルネ・スロットの双方に自身の価値をタイムリーに思い出させた」と価値を再確認している。
遠藤に関しては、31歳という年齢もあり来季以降の起用法や去就に注目が集まっていた。アルネ・スロット新監督の目指すサッカーに対し、どういった立ち位置になるかはまだ不明。「Anfield Watch」は19歳のポルトガル代表MFジョアン・ネヴィス(ベンフィカ)のへクラブが興味を示している点にも触れつつ「ネヴィスの憶測が飛び交うなか、自身の才能をタイムリーに示す」と、遠藤の魅力について改めて迫っている。
シリア戦での遠藤について「77回のタッチ、93%のパス精度、9回のリカバリー、そしてタックル成功率100%という成績だった」とデータを紹介。「彼の活躍は、日本の6勝24ゴール無失点という完璧な予選通過に大きく貢献している」と、存在感を示したキャプテンを称賛した。
19歳ネヴェスにはマンチェスター・ユナイテッドも興味を示しているとされるが「ベンフィカは若きスター選手に対して、1億200万ポンド(約205億円)の契約解除金を要求している」とも報じられている。
記事では、そのような噂もあるなかで「遠藤は自身を見限るのは早すぎるということを示したいはずだ」と、代表の高いパフォーマンスで自身の影響力を再確認させていた点を伝えていた。
(FOOTBALL ZONE編集部)