「ずっと待っていた」 森保監督、国歌斉唱での涙に教え子が感動「引き込まれていた」
広島一筋の青山敏弘がSNSに投稿
森保一監督率いる日本代表は、6月11日の北中米ワールドカップ(W杯)アジア2次予選第6節シリア戦に5-0で勝利した。この試合は、広島に新たに完成したエディオンピースウイング広島で行われたが、J1サンフレッチェ広島でプレーする元日本代表MF青山敏弘は、自身の公式インスタグラムでかつて師事した指揮官の姿に感動したという。
選手、指導者として長く広島で過ごした森保監督は、初めて日本代表を率い、新スタジアムでの試合前の国歌斉唱で感極まって涙をためた。
森保監督は試合後、涙の理由について、「広島にサッカー専用スタジアムができることは、在籍時の大きな夢の1つだった。感極まったところはあると思う。国歌を歌う時は日本人である誇りと喜びと幸せがあふれ出るし、広島で代表戦をできた二重の喜びで涙が出てきた」と語り、注目を集めた。
そのなかで、森保監督の姿を特別な気持ちで見守っている人物がいた。2004年から広島一筋でプレーし、森保監督の下でJ1リーグ優勝3回を経験している38歳の青山だ。
「日本代表戦を観戦させていただきました。目の前に国歌を歌う選手と監督。涙を浮かべる森保さんがスクリーンに映ると、こちらまで引き込まれていました。この新スタジアムで日本代表を指揮している森保監督の姿を見るために、僕はそこにいました。ずっと待っていました。お帰りなさい」
青山はインスタグラムにこのように綴り、「素晴らしい闘いを見させていただきました。代表戦で広島ナイトがスタジアムに響いたことにも感動しました。このスタジアムの価値を一層と高めていただいた試合となりました。広島に夢と感動をありがとうございました」と、広島での日本代表ゲーム実施に思いを馳せていた。