本田圭佑も「感激したに違いない」 日本人の元“指揮官”の功績を現地回顧「山あり谷あり」
約3年半、カンボジア代表チームのGMに
ワールドカップ(W杯)出場3回を誇る元日本代表MF本田圭佑は、2018年8月から23年5月までカンボジア代表への指導に力を注いだ。そんな功績を現地メディアが振り返っている。
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本田は2018年8月からカンボジア代表のゼネラルマネージャー(GM)を務めた。実質監督という立場で選手を指導。23年1月に退任したが、同年5月までは同U-22代表を率いて東南アジア競技大会(Southeast Asian Games)を戦っている。
初采配となった18年9月10日のマレーシアとの国際親善試合で1-3と敗戦。その後A代表で8勝4分20敗、U-22代表では6勝3分11敗といった成績となっている。
本田の退任から約1年。カンボジアA代表は、6月の国際親善試合でモンゴル代表との2連戦(7日、11日)に臨み、1勝1敗(2-0/ホーム、1-2/アウェー)の成績に。昨年9月以来勝利から遠ざかっていたなか、今年に入ってからの初勝利はポジティブな要素だ。
現地の英語新聞「Khmer Times」は「国際親善試合でカンボジアがモンゴルを2-0で破った。本田も感激したに違いない」と報道。約3年半の間指揮を執った日本人を取り上げつつ、勝利を祝った。
また記事では、本田の経歴について言及。「本田は2018年8月にカンボジア代表の総監督に就任。当初は2年契約で、2021年にさらに2年延長した。彼の在任中、カンボジアのサッカー界は国際舞台で山あり谷ありだった」と戦績は不安定ではあったものの、与えた影響にも言及している。
「本田は、日本とアジアで最も実績のあるプロサッカー選手の1人だ。現在、プロサッカークラブには所属していないが、まだ引退を表明したわけではない」
カンボジアで示した愛情は、同国で深く刻まれている。本田の功績も含め、カンボジアのサッカー界の成長も1つ見どころとなっていくかもしれない。
(FOOTBALL ZONE編集部)