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“1ミリ”判定で敗退…アジア予選“疑惑”のゴールに海外物議「明らかなイカサマ」「判断は難しい」
後半の2ゴールでインドが痛恨の逆転負け
インド代表は6月11日、北中米ワールドカップ(W杯)アジア2次予選の最終節でカタール代表と対戦し1-2で敗れた。敵地に乗り込んだ一戦で逆転負けを喫し最終予選の進出が断たれたなか、反撃開始を許した失点シーンが大きな物議を醸している。
2次予選突破には最終節での勝ち点3が必須条件だったインド。この試合では前半37分、FWラリアンズアラ・チャンテのゴールで先制し、理想的な展開で試合を進めた。
そのまま折り返した後半、インドはカタールの猛攻に晒されるも集中した守備でリードを守り抜く。しかし、同28分にセットプレーの流れからカタールが決めて、試合は振出しに。さらに同40分、FWアーメド・アル・ラウィのミドルシュートでカタールに逆転を許し、インドはここで力尽きた。
インドにとって無念の予選敗退となったこの試合、物議を醸したのがカタール同点弾“直前”プレーだ。起点となったのは、右サイド約30メートルの距離でのフリーキック。ファーサイドに放り込んだ浮き球に対し、大外から走り込んだカタールDFユセフ・アイマンが頭で合わせるもGKグルプリート・シン・サンドゥがセーブする。そして、最後はGKの残った足に当たってボールがラインを割ったかに思えた。
しかし、インド選手全員の足が止まった直後にカタールDFアル・ハシュミ・アル・フサイン・モヒアルディンがこのボールをレスキュー。最後はアイマンが押し込んでネットを揺らした。ボールがわずかにライン上に残ったようにも見えるこの場面。インドは判定に猛抗議するも覆らず、ゴールが認められた。
試合の流れを変えたこのゴール。インドスポーツメディア「The Khel India」の公式X(旧ツイッター)は試合後、「明らかにゴールじゃない! インド代表は疑いもなく騙された…なんてことだ」とメッセージを添え、問題のシーンが収められた動画を公開した。すると、コメント欄には「なんて下手なレフェリング」「金があれば何でも買えるのか」「明らかなイカサマ」「不正だ」「スポーツマンシップではない」と批判的な声が相次いだ。
一方で、「完全にボールがラインを割ったかの判断は難しい」「驚きではない」といった判定に肯定的な声も。日本代表のカタール・ワールドカップと同じく、“1ミリ”とも呼べる紙一重の瞬間がインドの運命を分けた。