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「非紳士的な反則」 中国の“エース潰し”に韓国解説者が苦言「展開とは関係ない感情的な戦い」
中国はハン・ハオやヤン・ツォーシャンがソン・フンミンにハードファウル
中国代表は6月11日、北中米ワールドカップ(W杯)アジア2次予選突破を決めた。同日に行われた第6節韓国戦に0-1で敗れたなか、韓国FWソン・フンミンに対してラフプレーを仕掛けるシーンが何度もあり、韓国メディアが「中国はあのようなプレーを止めなければならない」と指摘している。
前半を0-0で終えたなか、韓国が後半16分にサイド攻撃から最後はMFイ・ガンインが押し込んで先制に成功。その後、中国も反撃を試みたが、ボールを回す相手を攻略できず、そのままタイムアップを迎えた。
そのなかで、中国は後半35分に途中出場のFWハン・ハオ、同アディショナルタイムにDFヤン・ツォーシャンが相手エースのソン・フンミンにハードファウルを仕掛け、イエローカード判定。ピッチに倒れ込んだソン・フンミンは、痛みに表情をゆがめてしばらく動けないシーンもあった。
韓国メディア「WIKITREE」は「中国の選手がソン・フンミンに近づき、仕掛けたことに観る者は驚愕」と見出しを打ち、「中国代表のラフプレーと不必要な反則に眉をひそめた。中国は非紳士的な反則で、目まぐるしい瞬間を何度も演じた。(モハメド・アル・ホアイシュ)主審もすぐイエローカードを取り出し、怒りの表情を見せた」と取り上げている。
また、記事によれば、韓国のテレビ中継では実況・解説陣が「これではいけない。ハン・ハオはピッチに入ってくるやいなや、荒いファウルでイエローカードをもらった。これは試合展開とは全く関係のない感情的な戦いではないか。中国はあのようなプレーを止めなければならない。そのほうがサッカーの発展に有利だ」と指摘していたという。
韓国に敗れた中国はタイがシンガポール戦に3点差以上で勝利すると順位が入れ替わる状況だったが、タイがシンガポール戦で3-1の勝利にとどまり、勝ち点、得失点差、総得点が並んだ末に直接対決の結果でなんとかアジア2次予選突破を決めた。そのなかで、中国の荒いプレーに韓国メディアは厳しい目を向けていた。