バルサ“MSNトリオ”は史上最強! 闘莉王がDF目線で分析「ネイマールが一番“凄くない“のが…」

三者三様の個性があるからこそ「面白い」

「あの3トップは全員タイプが違う。一人は右足(ネイマール)。一人は左足(メッシ)。もう一人はクラッシャー。二人ができない時には、クラッシャー的なスアレスが一人でゴールを決めることができる。DFも吹っ飛ばすぐらいの力を持っている。同じタイプじゃないからこそ、あの3トップは面白い。

 そのなかで誰が不可欠? そうなるとメッシかな。一番ボールが収まるところ。そして、普通のコンディションなら絶対にボールを取られないところでもある。みんな、そこにボールを預けることができる。メッシがいるだけで一緒にやっているDFはどれだけ楽だろうか、と試合を見ていて思うことがある。全体的に前に上がった状態で試合できる。自陣でのプレーの機会が少なくなるので、自然と危険な場面も減ることになる」

 バルサ3トップの異なる個性が、対戦する相手DF陣にとっては脅威になっているという。そして、これまでのフットボール界に存在した3トップで「最強」との持論を展開している。

「よっぽどなものがない限り、あの3トップを超えるものはない。今まででないんじゃないのかな。特に今のメッシがやっていることを超えるものはない。クリスティアーノ・ロナウドも凄い。あの努力は誰もが認めざるを得ないけれど……ブラジルの人たちは、ペレは本当に凄いと言う。身体的なもの、相手に立ち向かう姿勢も別格だと言う。でも、自分はペレのプレーを実際に見たことはない。メッシはマラドーナ、ペレと比較どころか、だいぶ前に追い越しているんじゃないのかな。才能が違うと思う。メッシは比較にならない。マラドーナは太っていてもあれだけのプレーができたのは凄いけど、比較できない」

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