浦和MFが抱く春の連戦への覚悟 3季ぶり1シーズン制復活で一戦必勝の思いは「より強くなる」

昨季“悲劇の主人公”となった浦和、悲願のリーグタイトル奪還なるか

 25年目を迎えるJリーグが、25日に開幕する。今季のJ1は、昨季まで2シーズンにわたって実施された2ステージ制から、年間のリーグ戦34試合の勝ち点でタイトルを争う1シーズン制に回帰する。

 昨季のリーグ戦で勝ち点1位だった浦和レッズは、チャンピオンシップに3位で進出した鹿島アントラーズに“下剋上”を許してリーグタイトルの座を奪われた。しかし今季は、そうした逆転劇が起こることはなく、1年間トータルでの力がそのままタイトルに直結する。

 昨季はある種、“悲劇の主人公”となってしまった浦和の選手たちだが、選手会長を務めるMF宇賀神友弥はリーグ開幕戦となる横浜F・マリノス戦を前に、「開幕戦への意識は2ステージ制の時の方が感じるような気もします」と、正直なところを話した。

「1シーズン制も、もちろんスタートダッシュは大事なんですけど、2ステージ制はスタートダッシュが重要というのが、より頭の中にあったと思いますね」

 17試合で一つのタイトルが決まる2ステージ制では、最初の数試合で勝ち点を大きく失えばノーチャンスになってしまう可能性が高い。特にAFCチャンピオンズリーグ(ACL)に参戦するチームは、4月までグループステージと並行して戦う厳しい日程となっているため、仮にその期間のリーグ戦で苦しめば「セカンドステージにシフトチェンジする気持ちの持ち方もあったと思う」と、宇賀神は話した。

 

page1 page2

今、あなたにオススメ

トレンド

ランキング