“パイ食い事件”で英5部退団のぽっちゃりGKが英紙に激白 相手の挑発を「楽しんでやろうかと…」

FA杯5回戦で起きた騒動 サットンのGKショーが“パイ食いパフォーマンス”で物議

 体重100キロを超える“ぽっちゃり体型”と、FA杯5回戦のアーセナル戦で試合中にベンチでパイを頬張るという異例の行動によって、世界中の注目を集めた英5部サットン・ユナイテッドの第2GKウェイン・ショーは、規約違反によりイングランドサッカー協会(FA)などの調査対象となっており、クラブを退団することが決まった。世界中にその名を轟かせたショーは、“パイ食いパフォーマンス”がアーセナルサポーターの挑発への対抗措置だったと説明。46歳で週給450ポンド(約6万4000円)の仕事を失ったが、「全盛期のように感じている」と現役続行を熱望した。英地元紙「サン」が報じている。

「パイ・ゲート(パイ事件)」はフットボール界の一大トピックとなっている。FAカップ5回戦で5部リーグ所属のアマチュア軍団は、本拠地に強豪アーセナルを迎えた。試合はガナーズが2-0と順当な勝利を挙げたが、46歳の第2GKは前代未聞の行動で試合を盛り上げた。

 ハーフタイムにはスタジアムのバーに登場。そして、0-2とリードされて迎えた終盤には、ベンチでパイにかぶりつくシーンが英公共放送「BBC」のテレビ中継カメラに克明に捉えられた。ブックメーカーが「ショーが試合中にパイを食べる姿をカメラに収められる」という行為の成否を賭けの対象とし、9倍のオッズがつけられていたために問題化。FAの調査対象となり、ショーはクラブに退団を申し出た。

 渦中の人となったショーに、他意はなかったという。

 

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